香港の中華料理店の最高峰とは

「おいしい食事は、おいしいお酒とセットでなくちゃ!」そう思う人は、香港へ行ったら、いえ、香港旅行が決まったらすぐ、ディナーの予約を入れてください。予約するべきそのお店とは、“2009年、中華料理では世界初のミシュラン三ツ星を獲得し、2016年版ミシュランまで三ツ星を維持している”レストラン「龍景軒(Lung King Heen/ロンケイヒン)」です。「龍の眺望」を意味するという店名のとおり、ビクトリアハーバーを見渡せる窓際の席はいつでも満席なのです。

海老ワンタンスープは香港のどこでも食べられますが、これは信じられないほどおいしいです! 海老ワンタンスープは香港のどこでも食べられますが、これは信じられないほどおいしいです!

人気店です! 必ず予約を入れましょう

フォーシーズンズホテル香港に入っているレストランですが、とにかく予約が取れない! 私の場合、2011年には当日でも取れましたが、2012年には22:30からというとても遅い時間帯、そして2015年には数日間の香港滞在中、一度も席が取れませんでした。もちろん、席が取れても、二度とも窓際の良席は望むべくもありませんでしたね。「龍の眺望」を楽しみたければ、早めの予約をおすすめします。

店内のお花はどれもロマンティックです 店内のお花はどれもロマンティックです

直球、変化球、どちらの一皿も素晴らしいのです

どのお料理も、新奇さをてらったものではなく、誰でも納得の味。かといって古いタイプではなく、こってりした油っこさはまるでありません。伝統的な中華を軽やかに抜け出して、西洋料理の素材や盛り付けを積極的に取り入れている、新しい中華。まあ、こちらのお料理がおいしいのは、すでにさまざまな媒体で紹介し尽くされていますよね。ですので今回は「酒飲み目線」に特化したご紹介をしましょう。私のおすすめは、ズバリ「シェフ特選テイスティングメニュー」というコースです!

ハタの松茸風味蒸し。うっとりです ハタの松茸風味蒸し。うっとりです

中華料理とワインのマリアージュ・ディナーをどうぞ

このコースがなぜおすすめかというと、お料理にぴったり合わせたワインが、白3杯、赤2杯の計5杯サーブされるからなのです。料理に合うお酒が一緒に供される、いわゆる「マリアージュ・ディナー」は、フランス料理ではしばしばありますが、中華ではめずらしいものです。このコースを頼むと、初めにテーブルにワイングラスがずらりと並びます。そのさまは圧巻。各国からのワインを、なみなみと気前よくサーブしてくれるんですよ。ワインの前に食前酒も頼んでしまうと(当然頼んでしまうんですが)、相当に「よく飲んだ……」という満足感が得られます。

スタイリッシュな中国茶の茶器 スタイリッシュな中国茶の茶器

甘いものが苦手な人でも手が伸びる、おいしいお菓子も

お酒のことばかり書いてしまいましたが、長年三ツ星維持の名店ですから、もちろんその他のサービスも素晴らしいものです。たとえば、私の娘が「メニューにないけどスイカのフレッシュジュースが飲みたい」とスタッフに尋ねてみると、子供の注文にも余裕の笑顔で「もちろん、ございます」と、大人のお酒と一緒に出してくれました。しかも、お料理とお酒で満腹になっても、デザートとテーブル菓子はぺろっと食べてしまえるおいしさ。最後の最後に、西洋料理にはない味の多様性を感じさせてくれます。このように、すべての人が満足できるレストランですよ!

ごまやココナッツを使った小菓子。ん〜、幸せ! ごまやココナッツを使った小菓子。ん〜、幸せ!