名物のエビワンタン麺、どこで食べたらいいの?

香港の中心部には、大小のレストランがずらりと軒を連ねています。旅行者にとっては一食ごとが真剣勝負ですから、どのお店がおいしいのか気になりますよね。香港ローカルな軽食の代表は、やっぱりワンタン麺! それも、エビがたっぷりのエビワンタン麺です。数えきれないほどある麺専門店でも、エビワンタン麺を置いていない店はまずありません。そんな香港の麺専門店の中でも最高峰の呼び声が高いのが、「沾仔記(ティムチャイキー)」です。

日本語メニューも店頭に出ています 日本語メニューも店頭に出ています

ミシュランの店といっても、いたって庶民的

沾仔記は、2009年以来ミシュラン一つ星を維持している名店ですから、すでにさまざまな媒体に紹介されています。香港リピーターの方はもちろん、日本人在住者も絶賛するこのお店は、観光客に大変便利な場所にあるんですよ。中環(セントラル)のウェリントン・ストリート沿い、ヒルサイドエスカレーターの手前です。私は、遅めの朝食をどこで食べようかとこの辺りをうろうろしていて、たまたま見つけました。食べ終わって店を出てから、ここが有名な沾仔記だったと知りました。それくらいさりげない店構えで、接客もフランクです(ついでに、麺のどんぶりのフチは高確率で欠けています)。

朝食タイムならこんなに空いています 朝食タイムならこんなに空いています

自分好みにカスタマイズしてみてください

トッピングはエビワンタン、つみれ団子、牛肉の3種類から選びます。トッピングの2種盛りや3種盛りにも応じます。麺の種類も3種類あって好みのタイプを選べます。また、汁なしにすることもできます。個人的には、初めて来た人はやはり基本中の基本である「エビワンタン・生麺(歯ごたえのある香港麺)・汁あり」がよいと思います。大きくて塩気が強めの、食べ甲斐のあるワンタンと、“輪ゴムのような”とも形容される独特の香港麺と、雑味のない穏やかな味わいのスープが最高ですから!

ここのエビワンタン麺の写真はよく見かけるので、あえて牛肉麺の写真です ここのエビワンタン麺の写真はよく見かけるので、あえて牛肉麺の写真です

2016年現在、ワンタン麺は28ドルですが

沾仔記は、毎年じりじりとお値段が上がっているのですが(この10年で2倍以上に……)、それでもお客さんが絶えないのは、ミシュランやガイドブックの威力以上に、やはり実力があるからでしょう。ワンタン麺のことをしばしば“香港B級グルメ”と表現しているのを見かけますが、私にはそれがとても失礼だと思えます。化学調味料無添加、新鮮で大きなエビ、時間がたっても伸びにくい麺、経営努力なしには、この名店の味は作れないことでしょう。日本のラーメンとはまるで別モノの、香港ならではの繊細な味をご期待ください! 混雑していることが多いので、待ちたくなければ私のように朝食に行くのも、一つの手ですよ(朝9時頃開店します)。