屋台のお粥屋からスタートした老舗へ

これまで幾度となくこの店を目当てにわざわざ来たのに、なぜかいつでもお休み。「なんでいつも休みなの? ガイドブックにもネット情報にも、“日曜定休、朝6:30〜21:00営業”と書いてあるのに」と、悔しい思いをしてきました。それが、今回はたまたま通りかかった時に営業していたのです。上環(ションワン)の粥麺専門店「生記(サンキー)」は、1965年創業という老舗店。この界隈のグルメ情報には必ず載ってくるその名前に、昔から興味津々でした。まあ、海外では「なんだか分からないけれど休んでいる」「評判の店に行ってみたら閉店していた」といったことは往々にして起こりますよね。

牛バラ麺。見ればわかるおいしさ 牛バラ麺。見ればわかるおいしさ

麺類を提供する時間帯は、お粥より遅めです

期待しないで歩いていた時に偶然入れたので、うれしさもひとしお。平日の午後3時ごろという半端な時間帯で、すぐ座れました。なにしろ有名店なので、朝食や昼食どきは行列必至らしいんですね。生記は、MTR上環駅から徒歩3分のところに「生記粥品専家」「生記清湯牛ナン(ナンは月に南)麺家」「生記鮮魚湯米線」の3店舗を展開しています。さらに油麻地とクオリーベイにも「生記粥麺」として支店を出しています。私が入ったのは「清湯牛ナン麺家」でした。3店舗ともすぐそばなので、どこに入っても結局同じものを食べられるようですね。ただし麺類は、朝のうちはやっていないようです。

こちらは牛筋麺。歯ごたえがいいんです こちらは牛筋麺。歯ごたえがいいんです

麺はあっさり味が好きな人にはおすすめ!

お粥で名を馳せた生記ですが、私と夫は麺を食べたかったので、店名でもある「清湯牛ナン麺(牛バラ麺)」と、清湯牛筋麺を。両方ともごくあっさりしたクリアなスープです。しっかりと脂を取っているため、牛の脂っこさがまったくありません。サイズが小さいので、食事というよりおやつの感覚で一杯ペロリといけます。庶民派グルメ激戦区の上環で、50年以上も営業を続け、店舗を拡大してきたのですから、おいしいのも納得できます。次回訪問した時には、オリジンであるお粥もぜひ試したいと思いました。

店頭には支店の情報が詳しく書いてあります 店頭には支店の情報が詳しく書いてあります

サービスの飲み物が出ないこととお休みの日に注意して

最後に注意事項を。こちらのお店(上環以外は未確認)では、サービスのお水やお湯は出てきません。飲み物は「各式汽水(=ソフトドリンク類)」から注文するか、ボトル入りの水を持参しましょう。ただし持参した飲み物を店内で飲むのは失礼なので、お店を出てから飲む方がよいと思います。また、冒頭に書いたように“いつ行っても休み”ということはないかと思いますが、日曜以外に清明節、端午節、重陽節、中秋節の翌日も休みだそうです。私が行ったのは、たまたまこれらの日に当たっていたのでしょうか? あなたが生記のおいしい麺やお粥に無事ありつけることをお祈りします!

店の裏手には、食器がずらり。がんばって洗ってください! 店の裏手には、食器がずらり。がんばって洗ってください!