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面白くていいね! 中国、香港、タイで見つけた、日本にもあるあのお店の看板


掲載日:2018/01/27 テーマ:歴史 行き先: 香港 / 香港

タグ: おもしろい かわいい たのしい ひとり旅 街歩き


「押」の漢字が看板になっている業種とは?

香港の繁華街に多い「押」の看板 香港の繁華街に多い「押」の看板

旅先で見かける看板やお店の外観は、それだけでアート。こじゃれたカフェやレストランの看板よりも、地元向けの小さな食堂の昔の看板のほうが気になります。食堂以外でも、洗練されてるとは言えませんが、味がある看板が必ず、かかっているお店があります。そのお店は、本当は、目だってはいけないはずの業種です。でも、中国や香港に行くと、看板の「押」の文字が立派すぎて、思いっきり「ここだよ!」と自己主張しています。独特の世界があり、思わず「いいね!」と言いたくなるような看板です。日本にもある業種のお店ですが、看板や外観の雰囲気が全く違います。そのお店ってなんだと思います?

押、當、当の三つの漢字で表す、中国の質屋

香港の質屋の入り口は、どこもこんな感じ。一応、お客の顔が表から見えないようになっている 香港の質屋の入り口は、どこもこんな感じ。一応、お客の顔が表から見えないようになっている

中国語で「押(ヤ―)」とは、物を担保として出すという意味があります。大きな赤い文字で「押」の看板が上がったお店は、「典当(ディエンダン)」や「当鋪(ダンプー)」です。これは質屋のことです。「当」や「當(ダン)」の看板を見かけることもあります。この字には、質入れする、抵当に入れるという意味があります。これも質屋のことです。中国の質屋は、南北朝時代(420〜589年)に始まったと言われ、清朝末期から民国初期(19世紀〜20世紀初頭)に最盛期をむかえました。特に中国南部の経済の中心である広州市には、最盛期に建てられた質屋の珍しい建物が今も残っています。

広州に残っている、歴史ある質屋の建物

広州市越秀区中山四路1号に残っている質屋の建物。上部に「東平大押」の文字が見える 広州市越秀区中山四路1号に残っている質屋の建物。上部に「東平大押」の文字が見える

広州の旧市街を東西に走る中山路には、広州でしか見られない質屋の建物が残っています。当時としては高層の石づくりの建物は、極端に窓が小さく、装飾性のかけらもありません。店舗と言うよりも要塞です。清朝末期から民国初期にかけては、広州では、大小あわせて約400軒もの質屋が営業していたと言われています。要塞のような建物は、約230棟もありましたが、現在でも残っているのは、わずか5、6棟です。清末から民国初期は、社会も政情も不安定な時期だったので、盗賊などから命や預かり品を守るために自衛の必要がありました。それで質屋の建物は、要塞を思わせる堅固な建物にならざるを得ませんでした。

看板だけじゃない日本の質屋との違い

バンコクのチャイナタウンに残っているレトロな質屋 バンコクのチャイナタウンに残っているレトロな質屋

広州は、質屋の看板よりも建物に見ごたえがあるところですが、香港では、独特の世界観がある質屋の看板がバスの窓からでも見られます。タイのバンコクのチャイナタウンにある質屋もレトロな外観が素敵です。不思議なのは、香港、タイ、中国広州にしろ、質屋が人通りの多い繁華街に面していることです。どこも日本以上にメンツを大切にするお国柄です。質屋に入るところを知り合いにでも見られたら、恥ずかしいことこの上なし。裏通りでひっそり営業している日本の質屋とは、だいぶ違います。とにかく中国、香港、タイの質屋は、看板からして目立っています。旅先の街歩きは、質屋の看板に注意してみませんか?

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/01/27)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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