新駅開業で便利になった「香港大学」へ行こう

香港島北部を東西に走る「MTR港島線」は、香港の“大動脈”といえます。その港島線に、新しい駅が開業しました。西の終点だった「上環」駅からさらに西へ延長されたのが、「西営盤(サイインプン)」、「香港大学」、「堅尼地城(ケネディタウン)」の3駅です。2014年12月28日に開業してからそのわずか5日後、私は香港大学駅を利用して、香港大学のキャンパスを散策してみました。

ライトアップされた陸佑堂 ライトアップされた陸佑堂

キャンパス探訪は、海外旅行の新定番かも?

珍しいと思われるかもしれませんが、海外旅行の中で、大学を訪れるのは楽しいものなのです。その国の将来を背負って立つ若い人たちの姿を見て清々しい気持ちになったり、「日本の大学と比べてこんなところが違う」といったことを発見したり。私は4年前にも香港大学に来たことがありますが、当時はアクセスが不便で、バスかタクシーを使うしかありませんでした。今や新駅開通でグッと便利になったのです。大学へ通じる地下の通路の壁面には、香港と香港大学の歴史を物語る写真がデザインされていますよ。これも必見です。

ムード満点な建築を見学

香港大学は、1911年に設置された、香港最古の大学です。アジアを代表する超名門校の一つです。香港でも有数の歴史的建造物の宝庫でもあるんですよ。とくに私がおすすめするのは、アーチを多用した回廊が印象的な「陸佑堂(Loke Yew Hall)」です。ここは、築180年という、キャンパス内でも最も古い建物。1983年に歴史遺跡に指定されました。夜にはライトアップされて、ムードが変わります。この建物をバックに、たくさんの観光客が笑顔で記念写真を撮影していました。

構内の博物館は見ごたえたっぷり

学食やスーパー、スターバックスコーヒーなどが入っているのは日本の大学とあまり変わりませんが、ここの自慢は孫文を記念した公園(キャンパス内に公園があるんです!)と、もう一つ、「香港大学美術博物館」です。正門である「イーストゲート」から入り、すぐ左手にあるのが博物館です。ここは香港で最も古い博物館なんですよ! 中国の芸術品がたっぷりとそろっています。常設展示の他に、期間展示もありますから、興味があれば訪れる前にホームページで案内を見ておきましょう。歩き疲れたら、併設のティーサロンで休憩しましょう。香港大学は香港観光の穴場、そしてこのティーサロンは、その穴場の中の穴場です。喧騒を離れ、昔の香港へのタイムスリップの気分を味わってくださいね。