ピーク往復の交通手段。どれも楽しいのです!

これに対し、往路のミニバスは味わい深い乗り心地です。セントラルのフォーシーズンズホテルのグランドフロアにミニバスの乗り場があり、ここから1番のバスで登ります。大きなバスよりもエンジン全開できびきびした走りが楽しいものです。そして復路のタクシーはまるで自分がピンボールのボールになったような気分! 100万ドルの夜景を見た後だともう道路は真っ暗です。夜道をぐんぐんカーブしながら一気に下っていくのはスリルに満ちていますよ。

山頂付近は霧が出やすいので、晴れた日に登りましょう! 山頂付近は霧が出やすいので、晴れた日に登りましょう!

三つ目の魅力は「都会の近くにある自然」!

最後に、「都会の近くにある自然」を感じられるところは、ビクトリア・ピークの大きな魅力の一つだと思います。元々が亜熱帯気候の自然豊かな土地だった香港。局部的な開発により、まるで摩天楼が地の果てまで続くかのように錯覚しますが、ほんの少し山を登るだけで、その元々の姿を思い出すことができるのです。ビクトリア・ピークは登山道も整備されていて、麓から徒歩で登ることもできますが、私はピークトラム山頂駅から歩いてみました。山頂駅よりもさらに20分ほど登ったところに、ビクトリア・ピークの本当の山頂があるのです(ただし、眺望は望めません)。

日本の総領事公邸もある、避暑に最適な山頂付近

頂上付近には美しい公園があり、豪邸に住む裕福な住人たちが犬や子供と一緒にくつろいでいます。暑いときに徒歩で頂上をめざすのは苦しいだけですが、季節のいい時期には楽しい散策となるでしょう。ちなみに、この山頂付近には、日本の総領事公邸もあるんですよ。私も山頂への道で偶然通りかかり、忽然と現れる威風堂々とした建物に驚き、翻る日の丸にさらに驚きました。香港にある各国の総領事館の中で、最も標高の高い場所にあるなんて、ちょっとうれしい気分です。

やはり香港を代表する観光名所です

山頂駅付近には一日中観光客があふれかえり、ピークタワーやピークギャレリアといったグルメやショッピングのための施設が並んでいます。しかし、それらの楽しみは、所詮まちなかでも満たされるものです。本当のビクトリア・ピークの魅力は、「視点が移動することによって香港を俯瞰できる楽しさ」「往復の交通手段の楽しみ」そして「都会のすぐ隣にある豊かな自然」、この三つであると私は考えています。あなたにとってのビクトリア・ピークの魅力とは、なんでしょうか?