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香港で最も変わりダネの博物館といえば? 「香港医学博物館」へ


掲載日:2016/12/06 テーマ:美術館・博物館 行き先: 香港 / 香港

タグ: ためになる 穴場 珍しい 博物館


香港で、あなたはどの博物館へ行きましたか

1996年にオープンしました 1996年にオープンしました

香港には、小さな博物館がどっさりあります。アジアの一大観光地でありながら、世界遺産がひとつもない香港は、小規模で充実した展示の博物館を作ることで観光の目玉を増やしているんですね。数ある博物館の中でも、とびきりユニークなおすすめの博物館をひとつ選ぶとしたら、ここ! 「香港医学博物館」です。医学をテーマにした博物館って、ありそうでなかなかないですよね。場所は上環(ションワン)から徒歩15分ほどの、大平山街。落ち着いた街並みにふさわしい、赤レンガ造りの洋館です。

展示品は入れ替えがあるようです

香港のSARS患者数は、中国本土に続いて世界第2位でした 香港のSARS患者数は、中国本土に続いて世界第2位でした

この建物は、もとは細菌学の研究施設だったところをリノベーションしたものです。20世紀初頭のエドワード様式の建築はとてもロマンティック。しかし一歩中に入ると、その展示はいわく言いがたい不思議な世界なんです。G階(日本の1階)には、香港でも猛威を振るったSARS(重症急性呼吸器症候群)の大きなパネル展示や、見学者の皮膚温度がわかるサーモグラフィーなどがありました。

ペストにかかったネズミを解剖中!

なかなかハンサムなんですよ…… なかなかハンサムなんですよ……

重厚な階段を上がって1階(日本の2階)へ行くと、ペスト研究室を再現した部屋があります。香港は、19世紀末にペストの大流行に襲われたのです。弁髪姿の人形が、ネズミの解剖をしているところは、一瞬ギョッとします。人が誰もいなかったらちょっと怖いです。逆に、人がたくさんいる様子を写真に収めると、人間と人形が入り混じって写り、それも一種異様な雰囲気の写真になりますよ。ここには、当時の顕微鏡や医療器具などもずらりと並んでいます。

地下へ降りるのはちょっと勇気がいるかも?

やけに力の入った再現シーンは、子供の社会科見学のためでしょうか やけに力の入った再現シーンは、子供の社会科見学のためでしょうか

階段を地下まで降りてみましょう。地下階は、やや無秩序で雑多な展示です。空気もよどんでいて、ノスタルジックなような、少し怖いような雰囲気があります。まず、典型的な漢方薬局を再現したコーナー。生薬から立ち上るかすかな香りが地下のよどんだ空気に混じって、ますます独特の空間を作っています。実物大の水牛と人形で、天然痘のワクチンを作る様子も見られます。このほか、産婦人科の手術台や歯科の診察台といった、現在から見るとアンティークな大型医療機器がところ狭しと陳列されています。今はもう役目を終えた、それら前世紀の遺物は、医学・医療に携わった先人たちの努力を静かに物語っているようでした。

1時間足らずでまわれる小さな博物館です

庭の散歩もいいですよ! 庭の散歩もいいですよ!

このように、コンパクトながら展示物をギューッと詰め込んだ香港医学博物館。行ってみれば、誰でも心に残るものがあると思います。庭へ出てみると、2003年につくられたというハーブガーデンになっており、薬草の紹介を読みながら、美しい緑に癒されます。いわゆるふつうの“香港観光”とは一味ちがう、近代医療の歩みをたどるひとときを過ごしてみませんか。
注:香港医学博物館は、2016年9月19日から2017年2月まで、改修工事のため休館しています。お出かけの際は注意してくださいね。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/12/06)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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