ここは「飽きた」ということがないスポットなのです

数えきれないほど香港に行っていても、やっぱり足が向いてしまうのが「ビクトリア・ピーク」。なぜ何度も行きたくなるのでしょう? その魅力については、以前、このたびナレに書きました(記事はこちら→ https://www.ab-road.net/asia/hong_kong/hong_kong/guide/sightseeing/10574.html)。しかし先日、私はまたしてもビクトリア・ピークに登り、あらためて前に書いた三つの魅力を再確認してきました。それに加え、今までは気づかなかった新たな魅力も知りましたよ!

みんな大好き、ピークトラム みんな大好き、ピークトラム

山の天気は変わりやすい! 天気予報をしっかり確認して登ろう

帰国日の朝、私と友人は、上環からビクトリア・ピークまでタクシーで登りました。香港滞在中、ずっと雨だったのでビクトリア・ピーク行きは諦めていましたが、最終日に晴れたので急遽行くことにしたのです。「時間がないので急いで」と頼むと、底抜けに明るいドライバーは「よしきた!」。道中ひっきりなしにおしゃべりしながらも、急いで山道を上がってくれました。

海と山の風景を楽しめるのは、晴れた日中ならでは 海と山の風景を楽しめるのは、晴れた日中ならでは

タクシーの思いがけない寄り道にびっくり仰天

「まだ少し時間があるか? そしたら俺のとっておきのビューポイントに連れて行くよ! 観光客なんて全然いないんだぜ!」彼が言い出すので任せてみると、なんと目的地のピークタワーより少し南の斜面にある病院の駐車場へ……。「な、なんで病院?!」「いいからいいから。ちょっとの時間だけ!」駐車場に停めて車を降りると、たしかに、素晴らしいビューポイントです。ビクトリア・ハーバーの摩天楼ではありませんが、その代わり、アプレイチャウのビル群と、その向こうにラマ島が間近く見えます。

手前のビル群がアプレイチャウ、3本煙突が立つのはラマ島 手前のビル群がアプレイチャウ、3本煙突が立つのはラマ島

明るく晴れた空よりも明るかったドライバー

驚きながらもドライバーの心意気がうれしく、あたふたと記念撮影。そのうち守衛さんが飛んできました。怒っている守衛さんに「わかったわかった、すぐ出るから! (私たちに)さあ早く乗れ! そんなに元気じゃ病人に見えないぞ!」。こまめに冗談を飛ばしながら、ドライバーはとくにチップを要求することもなく、あっさりとピークタワーまで乗せてくれました。

「それーっ逃げろ!」マチルダ国際病院の守衛さん、ごめんなさい。 「それーっ逃げろ!」マチルダ国際病院の守衛さん、ごめんなさい。

ビクトリア・ハーバーの裏手も、やっぱり絶景

この一件は、ビクトリア・ピークの魅力というよりも、香港のドライバーの個人的な魅力によるところが大きいともいえます。しかし、愉快なドライバーに連れられて入った(よい子は真似してはいけません!)病院の駐車場から見た香港島南側の風景は、忘れられない思い出となりました。ビクトリア・ハーバーの摩天楼だけが絶景じゃないんだぜ! と、あのドライバーは言いたかったのでしょうね。後編では、いよいよピークタワーに登ってみます。(後編に続く)

ピークタワーから見下ろす、ピークトラムの勇姿 ピークタワーから見下ろす、ピークトラムの勇姿