半人前の学生さん、でも好感度は高い!

前編からの続きです。The T Hotel のレセプションには、たくさんの学生さんが待っていました。英語が堪能で積極的に話しかけてくる人もいれば、英語がたどたどしくて引っ込み思案な人もいますが、みんなとにかく一生懸命。一歩下がって、先生たちが見守っています。ホテルの口コミサイトで、しばしば「接客が冷淡だった」という投稿を見かけることがありますが、このホテルに限っては決してそんなことはありえません! なにしろ皆さん、必死ですからね!

朝食会場でオムレツを焼く学生さん 朝食会場でオムレツを焼く学生さん

広々としたきれいな部屋から、興味深い眺めも

レセプションも広々としてセンスのいい置物などが配置されていましたが、客室も、香港のホテルの水準からするとびっくりするほど広々としていて、シックなつくりです。このお部屋の清掃もすべて学生。先生のチェックが入りますから、海外のホテルではよくある「掃除の手抜きが目立つ」という心配はいりません。オーシャンビューの部屋からは雄大な海の景色が楽しめるようですが、私の泊まった部屋はマウンテンビューでした。しかし、この山側の眺めは、大変興味あるものでした。中心部ではまず見られない、ボロボロな低層住宅地帯(ほとんど掘っ建て小屋)が広がっているのです。なんだか昔の香港にタイムスリップしたみたいな感覚でしたよ。

テラスラウンジへは、夕方にぜひどうぞ

雄大な海の景色は、マウンテンビューの部屋に当たった人でも、ちゃんと眺めることができます。ちょうど日没の頃合いに、西に向いたテラスラウンジへ行けば、広い海へと沈んでいく夕陽を心ゆくまで楽しめるのです。派手なネオンも信号機や車の発する騒音も、ここにはありません。心安らぐ光景だけがあります。そしてこのラウンジとレストランも、学生さんたちが調理し、注文を取ったり料理をサービスしたりしているんですよ!

ユニークなホテルライフを楽しみたい人におすすめです!

学生の様子を観察しているだけで、長々とラウンジに居座ってしまうくらい、彼らの働きぶりは微笑ましいものです。緊張でカチカチになって、ロボットみたいにぎこちないサービスをする人を見ていると、ちょっと心配になってきます。かと思うと、カメラを向けると、おどけてVサインをしてくる人も。先生に見つかったら叱られるかもしれませんが、物怖じしない態度はホテルマンに必要ですよね。ちなみに、レストランは夜と翌朝に利用しましたが、どちらもとてもおいしくて、すっきりとしたモダンな内装も心地よいものでした。香港で、こんな一風変わった滞在も楽しいですよ! スタンダードルームは、一泊朝食付きで1040香港ドル(2015年現在、約16640円)でした。3室のスイートルームもあります。