日本人旅行者には穴場の願掛けスポット!

香港では、人々が廟や寺院にお参りをすることは日常生活に溶け込んでいます。そんな“願掛け”の有名スポット、「林村許願樹」へ行ってみましょう。日本人旅行者にはあまりメジャーな観光場所ではありませんが、それだけに、地元の人々が真剣にお参りする様子を間近に感じられます。気ぜわしい香港中心部を離れ、新界でのゆったりした時間を過ごせますよ。

香港、新界の「林村許願樹」で、願掛けにトライ 香港、新界の「林村許願樹」で、願掛けにトライ

やってみると意外と難しい「みかん投げ」

林村へは、MTR東鉄線で向かいます。大埔墟駅A3出口、もしくは次の太和駅から、64Kまたは64Pのバスに乗ります。放馬莆というバス停で降りるとすぐです。ここには樹齢500年といわれる大きな木(なんの木かはわかりませんでした)があります。願い事を書いた紙がみかんと紐で結ばれていて、みかんごと願い文を木に投げるのです。木の枝に引っかかると願いが叶うという言い伝えがあるそうです。より高い枝に引っかけたほうが、願いの叶う確率が高まるらしいですよ。

吊るされたみかんの重さは1トンだったとか!

ところが、実はその許願樹は、2005年にみかんの重さに耐えきれなくなって枝が折れてしまったそうです。それ以来、願い文を受けるのは「環保許願樹」というレプリカの木。本物は枝を養生させているそうです。また、投げる重しとなるみかんも、以前は本物のみかんでしたが、重すぎるのと、カラスなどの被害に遭うため、今ではプラスチックでできたみかんに代わっています。レプリカの木にレプリカのみかんを投げるのはちょっぴり興ざめな気もしますが、環境保全のためには仕方ないですよね。どうしても叶えたい願い事がある人には、本物でも偽物でも関係ないかもしれません。

願い文は、まさかのチェックシート

願い文はとても合理的に作られています。赤い紙の表側は“チェックシート”になっていて、自分の願い事を選んでチェックを入れるだけ。「息子がほしい」とか「世界平和」とか「夫婦仲良く」等々、中国語と英語で書かれたたくさんの項目があります。裏側は自由記入欄。存分に願い事をつづってください。

新界の魅力を再発見できるかも

この林村許願樹の周辺は、ローカル色豊かで、散策も楽しいものです。許願樹のそばにある客家のレストランでは、作りたての「豆腐花(豆腐に砂糖やシロップをかけるデザート)」を食べられます。許願樹の隣には小さな天后廟もあり、セットでお参りする人も多いようです。また、タクシーを上手に使えば、大埔や沙田など、新界の見どころを短時間でまわることもできますよ! みかん投げ(?)をきっかけに、新界の魅力を探ってみませんか。