どうせ泊まるなら「個性派ホテル」がおすすめ

香港旅行で、あなたはどんなホテルに泊まりますか? 私は、ありきたりのホテルではなく、個性的で滞在そのものが楽しくなるようなホテルを選んでいます。ネットや書籍や旅行雑誌でそんなホテルを探すことが、旅の始まり。今回は、九龍半島側の紅磡(ホンハム)に建つ、とびきりおすすめのホテル「ホテル・アイコン」をご紹介しましょう。このホテルは、2011年のオープン以来、大人気を誇っている五つ星ホテルです。

垂直ガーデンは、上階から見下ろすとよく見えます 垂直ガーデンは、上階から見下ろすとよく見えます

五つ星ホテルを良心的な価格で!

ホテル・アイコンのユニークなところは、“大学による運営”という点です。香港理工大学の学部の中に、「School & Hotel of Tourism Management (SHTM)」という、ホテルと観光産業を学ぶコースがあります。ホテルがそのまま、ここの学生たちの職業訓練施設となっているのです。そのため、ステイタスは五つ星ながら、少しだけ良心価格(1泊約3万円から)。だいたい1泊6〜10万円というのが香港の超高級ホテルの相場ですから、泊まってみればこのホテルがいかにお得か分かりますよね(それでも十分高いですけど!)。

デザインには、あの「コンランショップ」のコンラン卿も参加!

香港理工大学は、日本でも知られる映画監督ウォン・カーウァイや、歌手で女優のジジ・リョン、そしてデザイナーのヴィヴィアン・タムなどを輩出している大学です。大学のキャンパスもホンハムにあります。ホテルのデザインには、建築、インテリア、ウェブサイト、制服、ロゴマークに至るまで、テレンス・コンラン卿を始め世界中の著名なデザイナーが結集しています。ホテルに一歩入れば誰でも、都会的かつヘルシーな雰囲気に、心和むことでしょう。ロビーの大きな螺旋階段やソファは白木でできています。木製のソファは、実は形としては座りにくいのですが、ここへ来ると皆さん座ってみたくなるようです。おしゃれな気分に浸れますよ。

垂直ガーデンは必見のすばらしさです

このロビーでの注目ポイントは、ホテルのインテリアとしては世界最大規模の「室内垂直ガーデン」です。これは、垂直ガーデンの第一人者であり、植物学者でもあるパトリック・ブラン氏の作品。ロビーからそのまま続いているカフェ「グリーン」には、さらに壮大な規模の垂直ガーデンが設えられています。木をふんだんに使ったインテリアと、本物のグリーンに囲まれた空間造りによって、クールに偏りすぎないロビーになっているんですね。エコフレンドリーなホテルのポリシーにも、似合っていると思います。後編は、お部屋とその他の施設の紹介です!(後編に続く)