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海外現地発ガイド通信

ムガル帝国の都、ファテープル・シクリ


掲載日:2011/09/07 テーマ:世界遺産 行き先: インド / アグラ

タグ: 宮殿 建築 世界遺産


アグラ郊外にある世界遺産。ファテープル・シクリ

1986年に世界遺産に登録されたファテープル・シクリ。素晴らしい建築群の数々が残っています 1986年に世界遺産に登録されたファテープル・シクリ。素晴らしい建築群の数々が残っています

タージ・マハールやアグラ城など、たくさんの見どころがあるインド北部のアグラですが、そこから南西に約40キロの所にこれまた素晴らしい世界遺産があります。その名はファテープル・シクリ。ここは16世紀に、ムガル帝国の第三代皇帝であったアクバル帝によって築かれた都です。現在では宮廷だった地区とモスク(イスラム教の礼拝所)のあった地区しか残っていませんが、往時を伝える壮大な建築物の数々を見ることができます。

勝利の都と名付けられた地

宮廷地区とモスク地区が残っているファテープル・シクリ。こちらは宮廷地区に残るパーンチ・マハル。5階建ての風通しの良い宮殿です 宮廷地区とモスク地区が残っているファテープル・シクリ。こちらは宮廷地区に残るパーンチ・マハル。5階建ての風通しの良い宮殿です

ムガル帝国の第三代皇帝アクバルは世継ぎに恵まれませんでした。しかし、この地に住むサリーム・チシュティーという聖者の預言を賜り、その預言通りに3人の息子を授かったため、記念としてアグラからこの地に都を移しました。これがファテープル・シクリ(勝利の都)です。そのような歴史から、今では子宝に恵まれる地としてインド人に人気の巡礼地にもなっているそう。広い敷地には宮廷やモスクなど様々な建築物が造られました。

イスラム教とヒンドゥー教の融合

私的な謁見室であったディワーネ・カースの建物の中にある柱。すべて石造りですが、木造建築のようにも見えるのが非常におもしろい! 私的な謁見室であったディワーネ・カースの建物の中にある柱。すべて石造りですが、木造建築のようにも見えるのが非常におもしろい!

様々な宗教文化の融合をはかったアクバル帝らしく、ファテープル・シクリにもさまざまな建築様式が取り入れられています。ムガル帝国は言うまでもなくイスラム王朝ですが、ファテープル・シクリ内の建築物にはイスラム建築特有のドームやアーチなどは一切なく、むしろヒンドゥー建築の要素が取り入れられ独自の様式を作り上げています。インドに数あるムガル建築とは一味違っているのが、ファテープル・シクリの興味深いところと言えると思います。

わずか14年で役割をおえた幻の都

モスク地区にあるサリーム・チシュティーの聖廟。多くの巡礼者を集めています。 モスク地区にあるサリーム・チシュティーの聖廟。多くの巡礼者を集めています。

宮廷地区だけでなく、モスク地区にも足をのばしてくださいね。モスク地区にあるブランド門やジャマー・マスジッドは今も美しく当時の姿を残しています。「勝利の都」と名付けられたこの都ですが、水不足などが原因でわずか14年で首都の地位を失い廃墟となってしまいました。アクバル帝の理想の都として造られたファテープル・シクリですが、あえなく幻の都となってしまったわけですね。ファテープル・シクリはかなり広いですが、宮廷地区・モスク地区のすべての建物が素晴らしいものばかりですので、じっくり見学してください。

関連情報

モスク地区にあるブランド門(Buland Darwaza)。高さが54メートルもあり、世界最大とも言われています モスク地区にあるブランド門(Buland Darwaza)。高さが54メートルもあり、世界最大とも言われています

■ファテープル・シクリ(Fatehpur Sikri)
アクセス:アグラから車で約1時間
時間:日の出から日没まで
休み:無休
料金:250ルピー(約500円)

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2011/09/07)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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