現地の人より高めに設定されている外国人料金

さて、[その1]で、外国の観光地や観光施設の入場料金には「現地人料金と外国人料金があり、その差が20〜30倍の所もある」と書きました。よく「海外で料金をだまされた話」が旅行者の間で話題になりますが、国が率先して外国人から多めにお金を取っているですから、そんな意識が国民に浸透してしまうのかもしれません。さて、前回はタイとインドを例にとりましたが、今回はその続きです。

外国人料金って知っていますか? 意外と知られていない入場料金の価格差 その2 インドネシアとイランの場合 外国人料金って知っていますか? 意外と知られていない入場料金の価格差 その2 インドネシアとイランの場合

インドネシアのポロブドゥール遺跡

インドネシアを代表する有名観光地であり、世界遺産のボロブドゥール遺跡。ここへ行くと、まず入場口がふたつあります。ひとつは現地人用。ごくふつうの窓口です。もうひとつが外国人用で、エアコンが効いたきれいな建物の中にチケット売り場があります。ここにはトイレや休憩室もあり、しかもチケットを買うと、ペットボトルの水さえくれます。まるでVIP待遇!と喜んでしまいますが、それもそのはず、しっかり高い外国人料金を払っているからなのです。

外国人料金が遺跡の保存に貢献?

ちなみにボロブドゥール遺跡の外国人料金は、2013年5月現在190,000ルピア(約1800円)。インドネシア人料金は30,000ルピア(約285円)と6〜7倍の差があります。ジャワのもうひとつの世界遺産遺跡プランバナンとのセット入場料金(ツアーなら両方行くでしょう)だと、外国人320,000ルピア(約3000円)。インドネシア人料金は50,000ルピア(約480円)。知らないほうが良かったでしょうか? しかし、外国人料金が「遺跡の保存に役立っていると思いたいですね。

外国人料金が撤廃される日も近い?

さて、世の中には少ないですが、外国人料金を撤廃する国もあります。これは経済が良くなったというより、「国の見栄」もあるのかもしれません。旅行者の間で「安くなった!」と評判なのは、イランの世界遺産のペルセポリス。かつては外国人料金で800円ぐらいでしたが(現地の安宿1泊分になります)、今では現地人と同じ、たったの5000レアル(約40円)。イラン政府に感謝したいです。旧共産圏も、今では表向きには外国人料金を撤廃する所が増えています。