広い公園内はどうやってまわる?

インドのケオラデオ・ガーナ国立公園の続きです。入園料は外国人料金で500ルピー(約1000円)。入り口にはガイドが待機していて、雇うことを勧めてきます。ガイド料も決められていて、1時間150ルピー(約300円)。インド人の家族連れは、ガイドを雇わずにサイクルリクシャーだけ頼んで回っています。サイクルリクシャーの運転手もどのあたりにどんな鳥がいるか知っているので、それでも大丈夫なのでしょう。ただし、英語が通じるかというと微妙なところなので、きちんと観光がしたい人はガイドを雇うのもいいかと思います。私は初めてなので、試しにガイドをつけてみるとこにしました。

インド人バードウォッチャーにも大人気の国立公園 インド人バードウォッチャーにも大人気の国立公園

湿地帯の前の乾燥地帯でも、動物が見られる

最初の2kmは一本道の両脇に乾燥地帯が広がっているだけです。渡り鳥の姿は見られません。では、何も見るべきものはないかというとそうではなく、そこはさすがガイド。「あそこに〇〇がいる!」などと目ざとく見つけてくれます。高い木の枝にとまるフクロウ、背の高い草むらの向こうを走りさるシカやジャッカルなどは、ガイドなしに気がつくことはなかったでしょう。もともとバードウオッチャーでもない僕なので、いろいろな英語名を言われますが、それが日本語では何なのかがなかなか浮かばず、実物を見てようやくわかることもしばしば。できれば、英名は事前に覚えてから行きたいですね。

湿地帯にいるのは渡り鳥だけではない?

公園を貫く道は、途中から両脇に湿地帯に変わります。そうすると、多くの水鳥が見られるようになります。渡り鳥はツルやサギ、カモ類で、それぞれ数種類ずつ姿が見えます。インドの在来種では、カワセミやインコなどの姿も見ることができました。気になったのは湿地帯に、サンバーと呼ばれる水鹿の他に、普通のウシも見かけたことでした。あれは野生? 後で調べたところによると、この湿地帯はもともと付近の農村の共有地としても使われ、ウシの放牧が行われていたとか。今では基本的には禁止されているようですが、僕が見たときは明らかに“家畜”とわかるウシも混ざっていました。

国立公園観光で気をつけるべきことは

道路脇には、大きな望遠レンズを付けたカメラを三脚に立てたバードウオッチャーたちが、ずらりと並んで鳥の来るのを待っていました。これは万国共通の景色です。帰り道を戻るのも30分くらいかかります。ガイドは微妙に超過時間がかかる程度に帰りたいのでしょう。公園入り口に戻って支払いですが、必ずチップを要求してきます。1割程度を目安に払えば、いいでしょう。カメラですが、鳥は小さくて遠くにいるので、なるべく望遠が効くものがいいでしょう。それではアグラから足を伸ばして行ってみてください。途中には、世界遺産のファテープル・スィークリーもあるので、朝早く出て、両方回ってみることをお勧めします。