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北インドの穴場観光地、ヒンドゥーの聖地マトゥラー その1  クリシュナの生誕地


掲載日:2017/03/16 テーマ:観光地・名所 行き先: インド / アグラ

タグ: 一度は行きたい 街歩き 寺院 歴史


デリーやアグラからも近いが、外国人観光客は少ない?

牛の上に乗り笛を吹くクリシュナの像(クリシュナ・ジャンマブーミー寺院入り口) 牛の上に乗り笛を吹くクリシュナの像(クリシュナ・ジャンマブーミー寺院入り口)

インド北部にあるマトゥラーという町を知っていますか? インドでは、ヒンドゥー教の7大聖地のひとつとして有名な場所です。場所は首都デリーから南に約150km、タージマハルがあるアグラの北約50km、両都市を結ぶ鉄道や幹線道路の中間にあり、やはり両都市を流れるヤムナー川のほとりにあります。しかしふたつの大きな観光都市に挟まれつつも、北インドを周遊するツアーにはほとんど含まれていません。もし時間があったら、この都市に寄ってみませんか?

人気の神クリシュナの生誕地

マトゥラーは古代より、ヤムナー川沿いの交易ルートにある町として栄えていました。ヒンドゥー教では、この地はクリシュナの生誕地とされています。クリシュナはインドで非常に人気の高いヴィシュヌ神の化身ですが、人気もヴィシュヌに匹敵するほどあります。文学や絵画にもよく取り上げられるという点では、やはりインド人のヒーローであるラーマと双璧を成しているかもしれません。

クリシュナ誕生にまつわる神話

神話では、当時この地を支配していた王が、「妹の子供が成長すると、お前を殺すだろう」という予言を受けます。王は妹を牢に閉じ込めますが、生まれた子は難を逃れて、ヤムナー川のほとりに住む牛飼いに育てられました。クリシュナは幼い頃から怪力で、石臼を引きずって大木を倒したりなどという逸話が残されています。成長するとクリシュナは、牛飼いの女性たちからモテモテになります。ベイビー・クリシュナや、クリシュナが笛を吹いて牛飼いの女たちを誘惑している姿は、よくインド絵画の題材になっています。

インドを征服したアーリヤ人の間でも人気の神に

もともとクリシュナは、インドにアーリヤ人がやってくる以前から住んでいた人々の土着の神だったようです。それが取り込まれ、アーリヤ人の神々のひとりであるヴィシュヌの化身ということになったのでしょう。やがてアーリヤ人の間でも、クリシュナは人気の神になっていきました。さて、そのクリシュナの生誕地の聖地マトゥラーですが、最初からヒンドゥー教の聖地というわけではありませんでした。8世紀ごろまでこの地では仏教やジャイナ教の方が優勢だったようです。世界史的には、クシャナ朝〜グプタ朝期に栄えた「マトゥラー美術」が有名でしょう。(その2につづく)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/03/16)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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