日本の“熱帯夜”よりも意外に涼しい熱帯の夜

世界的に見ても、日本の真夏はかなり暑いと思います。暑い夏の夜のことを熱帯夜といいますが、いざ熱帯に行ってみると、意外に夜は涼しくて快適だったりするのは湿度の問題なのでしょう。日本のビアガーデンは「汗を流しながら飲む」ということが多いですが、東南アジアの夜はけっこう快適に外で過ごせ、“外飲み”が気持ちいいです。それでもたまに日本の夏並みに暑いこともありますが、30度を越えることはあまりありません。しかし日中は、日本以上に暑い国はたくさんあります。そんなときはエアコンは、もう必須ですね。エアコンなしの宿は考えられません。

暑い時にエアコンなしのホテルで過ごすには? 世界ですごした“激アツ”の夜(前編) 暑い時にエアコンなしのホテルで過ごすには? 世界ですごした“激アツ”の夜(前編)

南アジアは夜でも“激アツ”

昔、バックパッカーとして長期旅行をしていたときは、とにかく毎日の出費を節約しなくてはならなかったので、エアコン付きのホテルに泊まることは滅多にありませんでした。値段は倍以上違いますし、国によってはエアコンがあまり普及していなかったり、また停電も多かったりしたのです。暑い時期(4〜9月)の南アジアは、日中の暑さで建物が熱を帯びてしまい、夜になってもそれが冷めず、建物内が外よりもかなり暑くなっています。壁に触れると、熱を帯びているのがわかるほど。室内温度が40度近くあると、とても寝られるようなものではありません。

熱い夜に停電。眠れません

そんな“超熱帯夜”にインド人はどうしているかというと、夜は中庭や屋上にベッドを出して寝ています。乾燥しているので、外のほうが涼しいのです。一度、タージマハルで有名なアグラの安宿で、夜中に停電になり、ファンが止まってしまったことがありました。あまりの暑さに各部屋のドアが、ひとつ、ひとつ開いて行く音がします。従業員に文句を言っている欧米人がいますが、停電なのでどうしようもありません。それに従業員は庭で寝ているので、お客よりも涼しいので気にしていません。夜中に廊下に出てみたところ、暑さに耐えきれなくなった欧米人旅行者たちが、廊下の床の上で倒れ込むようにして点々と寝ていました。こんな時は、エアコンも止まってしまうので、自家発電付きのホテルに泊まるしかないですね。寝不足の一夜を過ごしました。(後編に続く)