グジャラートのカレーは砂糖入り!?

広い国土に、多様な宗教と民族がひしめき合うインド。国民食であるカレーも、当然ながら地域ごとに特色があります。嫌になるまで毎日三食カレーを食べ続けてみたい、カレー大好きな私ですが、昔から一度食べてみたいと思っていた変わり種のカレーがありました。それは、パキスタンと国境を接する、インド西部グジャラート州のご当地カレーです。どこが変わっているのかといいますと、なんと砂糖が入っているんです。カレーが甘いのです! 日本のカレーにも甘口がありますが、あれは“辛さ控えめ”ってことですよね。砂糖が入って甘いカレーとは、いったいどんなものなのでしょうか。

豪華なグジャラート・ターリーはお代わり自由です! 豪華なグジャラート・ターリーはお代わり自由です!

アーメダバードの人気店を訪問

2015年、念願かなって、グジャラート州の都市アーメダバードを訪れる機会がやってきました。口コミ情報を頼りに向かったのが、新市街側のエリス橋のたもとにあるレストラン「ゴピ・ダイニング・ホール」です。大通りからちょっと路地を入ったところにあるので少々迷いました。門を入ると小さな庭がある、一軒家レストランです。冬でも暑いアーメダバードですが、中はエアコンが効いていて快適。お昼のメニューはグジャラート・ターリーだけのようです。ターリーとはインドの定食のことで、大きなお盆に、小さな器に入ったカレーやスープ、煮物などのおかずが数種類、ご飯やチャパティと一緒に並べられたものです。

甘さはそれほど気にならない

テーブルにお盆と小鉢がセットされると、民族衣装を着たおじさんたちが入れ替わりやってきて、カレーを小鉢に入れていきます。グジャラート・ターリーに欠かせない飲み物のバターミルクや、揚げせんべい、付け合わせのピクルスまでずらりと並んで、テーブルの上は超豪華。さっそくいただきます。カレーはすべて甘いわけではなく、ダル(豆のスープ)とサブジ(野菜の炒め煮)の2品に砂糖が入っているようでした。うん、美味しいです。料理の味付けにみりんや砂糖を使う料理に慣れている日本人には、あまり違和感がないのではないでしょうか。サブジも甘めの煮つけのようなものです。

超豪華ターリーに大満足

グジャラート州はジャイナ教徒が多いため、ベジタリアンの料理がほとんど。ターリーもベジタリアンです。おまけに油っぽくなくてさらっとしているので、おかわり自由のカレーをお腹いっぱい食べても胃もたれしませんでした。この豪華なターリーが175ルピー(約320円)というのだから嬉しいではありませんか。豪華なグジャラート・ターリーが食べられるレストランは、デリーにもいくつかあるようです。有名なのはカロルバーグにある「スルチ」で、ここでも民族衣装のおじさんたちがサーブしてくれるそうです。初めて食べた甘いカレー、私は気に入りました。みなさんも機会があったらどうぞお試しあれ!!