いざ、バス乗り場へ

さあ、それではバス乗り場に行ってみましょう。南インドの代表都市バンガロールのマジェスティック・バスステーションを例にします。ここは正式な名前は「ケンペゴウダ・バスステーション(ケンペゴウダは市の創立者)」というのですが、バスステーションのある地名のマジェスティックのほうが通りがいいです。こうした「地図やガイドブックに書いている名前」と「人から聞いた名前」が違うが実は同じ場所、ということはよくあるのでご注意ください。

鉄道だけじゃない。インドを長距離バスで旅をする その3 さあバスに乗ろう!実践編 鉄道だけじゃない。インドを長距離バスで旅をする その3 さあバスに乗ろう!実践編

市バスと長距離バスでは乗り場が違う

バンガロールのマジェスティック・バスステーションは、大都市だけあって広く、ターミナルもいくつかに分かれています。北側が市内各所をめぐる市バス、南側が各都市間を結ぶ州営バスの乗り場です。都市によっては、州営バスと市営バスのバススタンドが別な場所で、かなり離れていることもあるのでご注意ください。ただし、たいていそんな場合は、両バススタンドを結ぶバスがあります。州営バススタンドは、基本的に同じ州の都市を結ぶのですが、他州へ向かうバスも発着していることがあります。こうしたバスは「インターステイトバス」と言われ、他州のバスも乗り入れるため、さらに別な場所に乗り場があることがあります。

どんな施設があるか

バススタンド内にはどんな施設があるでしょうか。まずトイレ。有料ですがたいてい10円以下。しかし地方都市ほど汚いので、覚悟して行くように。次に売店。スナックなどの食べ物を売る店や、チャイ(ミルクティー)を飲ませる店があり、ペットボトル入りのドリンクなども買えます。大きな都市なら食堂があり、休憩で立ち寄るときは運転手が食事をすることもあります。運転手が席を降りるような休憩の際は、トイレに行く時間はありますが、急に出発することもあるので、運転手や車掌に置いて行かれないようにアピールすることを忘れずに。バンガロールのような大都市のバススタンドには、ホテル(休憩所)もあります。

切符はどこで買う?

切符は普通は乗車して買うのですが、ラジャスタン州は例外的に、途中乗車以外はチケットブースで買うように指示されます。車内で車掌から買う場合、お釣りがないときはチケットにお釣りの金額が書かれ、その分をあとで返してくれます(ときどき忘れられることもあります)。また、車掌とは別な係員が抜き打ち的にチケットをチェックに乗車することがあるので(車掌の不正を防ぐため)、切符は必ず降りるまではなくさないようにして下さい。バス旅は“インド慣れ”していない人にはちょっとキツいかもしれませんが、時間を決めない旅をしたりする人や、いろいろなインド人と交流を深めたい人にはいい旅になると思いますよ。