郊外にある2つの見どころを回る

「インドの穴場/オディシャ州のブバネーシュワル観光地案内」その2からの続きです。市内の見どころを紹介したので、次は郊外。ツアーでも寄るような大きな名所は2つ。南約8kmにある「ダウリ」と、西約7kmにある「ヴダヤギリとカンダギリ」です。この2つは市内からだと方向が違うので、別々に観光してもいいですし、町中でオートリクシャーをチャーターして両方回ってもいいでしょう。まずはダウリから。ここは市内中心部からオートリクシャーで約20分。料金は往復と待ち時間を入れて料金は300ルピー(約500円)程度でしょうか(要交渉)。ダヤー川が流れる平地の中に丘があり、その上にそびえる仏塔が見えてきます。これがダウリで、ここはオディシャ州を代表する仏教の聖地なのです。

紀元前に戦場となった故地「ダウリ」

前述の歴史でも述べましたが、マウリヤ朝のアショカ王がカリンガ王国と決戦をして、多くの死者が出た地がこのダウリなのです。それはアショカ王がこの地に残した碑文によって明らかにされており、その故地として、1972年にこの丘の上に巨大な白い仏塔が日本山妙法寺によって建てられました。なので仏塔自体は新しいのですが、インド人観光客がよく遊びに来ています。丘の上に立つと眺めがよく、眼下を流れるダヤー川が見えます。かつての古戦場に思いを馳せ、歴史を感じてみましょう。

ジャイナ教の石窟僧院が並ぶウダヤギリとカンダギリ

一方、ブバネーシュワルの西約7kmにある2つの丘、ウダヤギリとカンダギリは、仏教ではなくジャイナ教ゆかりの地です。ジャイナ教は仏教と同じ紀元前に成立した宗教で、カーストを否定したりするところは仏教と同じですが、より不殺生を強調したり、厳しい戒律を守ったりしています。ウダヤギリには18、カンダギリには15の石窟があり、見ごたえがありますよ。なかでも最大の石窟はウダヤギリにある「ラーニー・グンパー」です。2層になって僧室が並ぶ様は、まるで2階建てのアパートのよう。これらの石窟は、紀元前2世紀ごろから造られ始めたもので、西インドにある有名なエローラやアジャンターの石窟寺院よりも、1000年近く古いということになります。なので、内部には何も残っていないのですが、歴史的にはとても貴重でしょう。丘の上に登ると、ブバネーシュワル市内や、遠くダウリの丘も望むことができ、見晴らしもとてもいいですよ。

ウダヤギリにある僧院、ラーニー・グンパー ウダヤギリにある僧院、ラーニー・グンパー

あなたのインド観光プランに入れてみては?

ウダヤギリとカンダギリの入場料は、外国人は200ルピー(約340円)です。ブバネーシュワル市内からはバスもありますが、三輪タクシーのオートリクシャーをチャーターするといいでしょう。片道約20分。料金は要交渉ですが、往復と待ち時間を入れて250ルピー(約430円)が目安です。いかがでしたか? あまり行く人は少ないかもしれませんが、インド東部の古都ブバネーシュルはインド観光の穴場かもしれません。飛行機のアクセスもいいので、インドへ行く計画を立てているなら、その中に入れてみてはいかがですか?