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インドの地方都市はモダン建築の聖地だった(その2)


掲載日:2014/10/05 テーマ:観光地・名所 行き先: インド / チャンディーガル

タグ: 一度は見たい 街歩き 建築


チャンディーガルの一番の見どころは?

インドの地方都市はモダン建築の聖地だった(その2) インドの地方都市はモダン建築の聖地だった(その2)

それではチャンディーガルを見てみることにしましょう。前述のように、チャンディーガルは歩いてまわるには広すぎるので、オートリキシャを利用した方がよいでしょう。街の目玉は北にある「キャピトル・コンプレックス」でしょう。ここにはル・コルビュジエ自身が設計した建築群があります。行政庁舎、議会棟、高等法院などの建築、日陰の塔、開いた手のモニュメントなどです。議会棟の、コンクリートが大きく湾曲したブリーズ・ソレイユ(日除け)は、ル・コルビュジエ独特のデザインが健在ですし、大扉を飾る巨大な絵はル・コルビュジエ自身が原画を描いた大変貴重なものです。

見逃せないパンジャーブ大学の建物群

次に街の西側へ行ってみましょう。ここにはパンジャーブ大学があります。この大学はデリー大学と並ぶ重要な大学ですが、ル・コルビュジエと一緒に都市を建設したピエール・ジャンヌレがデザインした「ガンディー・バワン」が注目です。規模はさほど大きくはありませんが、屋根がL字に窪んだモダンなデザインの建物が、池の水に反射して美しくたたずんでいます。「ガンディー・バワン」の西にある「学生会館」も一見の価値があります。B.P.マトゥールが設計した円形の建物には、ル・コルビュジエが提唱した近代建築の原則が見事にいかされています。

建築後半世紀を経たチャンディーガルの建築群

「ガンディー・バワン」から南へ4kmほど下った第22セクターにある「シネマ・キラン」も見逃せない建物です。マックスウェル・フライがデザインした作品ですが、その大胆な造形は文化ゾーンのシンボル的な存在となっています。このような建築は建築後50年以上が過ぎ、徐々に傷み始めています。再注目を浴びているチャンディーガルですが、思うように修復が進まず、世界遺産の登録もなされていません。あまりにも合理性を求めすぎた設計が失敗作と酷評されたこともありましたが、モダン建築の巨匠と呼ばれるル・コルビュジエが成し遂げた唯一の都市計画です。建築史のなかで重要な都市であることは今後も変わらないでしょう。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/10/05)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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