- 鈴木千晶
- インド(ベナレス)在住。旅行で訪れたインドに魅了され早10数年。2001年にヒンディー語留学の為渡印。現在はガンジス河のほとりベナレスで日本語教師・ライターの仕事をこなしつつ、日印交流の為日々奮闘中。インド観光情報はもちろんのこと生活・文化についても発信していきます。
出発エリアをに変更しました。
店先には、チキン・カレーやマトン・カレーの入った大鍋が並びます。どれを食べるか迷ってしまいます
日本でも大人気のインド料理。タンドゥーリー・チキンやチキン・カレー、ナーンなど、おいしいインド料理をぜひ本場で…とお考えの方も多いと思います。実はインドは宗教上ベジタリアン(菜食主義者)が多い国。レストランはベジ(菜食)用とノン・ベジ(非菜食)用に別れていることが多く、チキンなどのお肉の入った料理を食べたかったら、ノン・ベジレストランへ行かなくてはなりません。おいしいお肉料理を出すお店として必ず名前が挙がるのが、インドの首都デリーにあるレストラン「カリーム」です。
シーク・カバーブは羊肉をミンチ状にし、串に刺して焼いたもの。1つ16ルピー(48円)です
カリームは、おいしいお肉料理を出すことで古くから有名なレストラン。創業はなんど1913年!古いインドの街並みが残るオールド・デリーの雑踏の中にあります。人気のメニューはチキン・カレー(大:115ルピー、約345円、小:60ルピー、約180円)、タンドゥーリー・チキン(160ルピー、約480円)など。店先にはカレーの大鍋が並び、串に刺さったシーク・カバブがジャンジャン焼かれて、おいしそうな匂いはもちろんのこと、視覚的にも食欲をそそります!
チキン・ティカ(大:220ルピー、約660円、小:110ルピー、約330円)の小サイズとルマリー・ローティ(1枚4ルピー、約12円)。一人分にちょうどいいサイズです
私のおすすめのメニューは、チキン・ティカとルマリー・ローティーの組み合わせです。チキン・ティカはヨーグルトと香辛料に漬け込んだ鶏肉を香ばしく焼いたもの。小さく切られた骨無しチキンなので、とても食べやすいです。そしてルマリー・ローティーとは小麦粉で作られたインド風の薄焼きパン。このルマリー・ローティーはハンカチのように薄いのが特徴です。このルマリー・ローティーにチキン・ティカと付け合せの玉ねぎをはさんで食べるのが最高!ジューシーな味わいが口の中に広がります。
清潔な店内。とても有名なお店ですので、いつもインド人や外国人旅行者で賑わっています
その他に、実はこのお店の隠れた人気メニューはブレイン・カレー。すなわち、羊の脳みそのカレーです。「羊の脳みそ!?」と驚くなかれ、白子のようで食べやすく、とても美味ですのでこちらもぜひお試しください。他にもナーンはもちろんのこと、チキンやマトンのビリヤーニー(インド風炊き込みご飯)など定番のインド料理が盛りだくさん。ここに来ると、あれもこれもとついつい頼みすぎてしまうかも!カリームへ行く日は、お腹をからっぽにして出かけてくださいね。
カリーム・ホテルと書いてありますが、宿泊施設ではなくあくまでもレストラン。お間違えのないよう…
■カリーム(Karim Hotels)
住所:Jama Masjid, Delhi-110006
電話:+91-11-23269880,+91-11-23264981
URL:http://www.karimhoteldelhi.com
アクセス:ジャマー・マスジドの1番ゲートの目の前の道を入り、一番初めの小道を左側に曲がります。曲がる角の右側に「Karim」の看板がかかっています。
定休日:年中無休。イスラム教の祝日に従い(年によって異なる)年間3日ほど休む
営業時間:7:00〜24:00
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/11/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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