辛い! そして甘い! インドの味は強烈

インドが好きだけど極度に辛いものが苦手な私は、しばしば辛いインド料理とデザートを、一緒に食べてしまいます。インドのお菓子は、強烈、いえ激烈といってもいい甘さ。甘いものは、辛さにしびれた舌を素早く正常に戻してくれます。食事中にラッシー(ヨーグルトドリンク)を飲んだり、食後に甘いチャイを飲むのも同じ効果がありますね。では“世界一甘い”お菓子とも言われる、「グラブジャムン」をご存知ですか?

世界のデザート〜世界一甘いお菓子とは? それはインドの「グラブジャムン」 世界のデザート〜世界一甘いお菓子とは? それはインドの「グラブジャムン」

グラブジャムン初体験はラホールでした!

グラブジャムンは、主に北インドからパキスタンにかけて広く愛されているお菓子です。この辺りのお菓子はとにかく甘いのが最大の特徴ですが、中でもグラブジャムンの甘さは群を抜いていると思います。私が初めてこれを食べたのは、パキスタンのラホールのご家庭ででしたが、拷問のように甘いけど残すのも悪く、目を白黒させて飲み込んだ覚えがあります。そんなにパクパク何個も食べられる甘さではありませんでした。

手間はかかるけど失敗のないレシピはこれ

見た目は茶色いお団子のようなものです。つややかでまん丸な外見が愛らしく、シロップにひたっています。作り方はシンプル。温めた牛乳に酢やレモン汁を加えて分離させ、水気を切ったもの(カッテージチーズ)にバターや小麦粉も加えて丸め、お団子を作ります。これを油で揚げます。シロップは基本的には砂糖水ですが、ここにカルダモンやローズウォーターなどを加えると、風味がグンと増して、本場の香りを感じられますよ。最後にお団子をシロップに最低でも一晩はひたして、出来上がりです。

ライトな甘さ、ヘビーな甘さ、どちらがお好き?

グラブジャムンは、しばしば「ドーナツのシロップ漬け」という紹介をされています。しかしお団子の作り方をご覧になればわかる通り、牛乳を分離させた、いわば「カッテージチーズ」を主原料にしているため、やっぱりドーナツとは食感がだいぶちがいますよ! もちろんおうちでも作れます。日本人で作った人に聞くと、どうもシロップの砂糖(またはグラニュー糖)の分量を、そうとう抑え目にし、シロップに漬け込む時間も短めにして、甘みが染み込み過ぎないようにしているそうです。これだと、本場よりだいぶ甘さ控えめでライトなテイストのグラブジャムンになりますね。日本のインド料理店でも、めったにメニューにないグラブジャムン。本場の激烈な甘さを知りたければ、ぜひ北インドやパキスタンへどうぞ!