名前からして、すでにかわいいのです

数あるインドの軽食の中でも、私が圧倒的に一番好きなのは「パニプリ」です。最近は日本のインド・ネパール料理店でもメニューに載せる店が増えてきているので、すでにあのおいしさをご存知の方も多いことでしょう。「パニ」は水、そして「プリ(プーリー)」は中が空洞になっている、揚げたスナックのことです。大きめのプリは、揚げパンのような食感で腹持ちがよく、それも好きなんですが、パニプリに使うものは口にパクッと放り込める小さなサイズ(これが重要なのです)。コロコロした見た目がとてもかわいらしいんですよ。

フードコートのパニプリは、2種類のフレーバー フードコートのパニプリは、2種類のフレーバー

3つのおいしいものが生み出すマリアージュ……!

この小さなプリに穴を開け、中にスパイスで味付けしたレンズ豆やじゃがいもなどを詰めます。そして仕上げに「パニ」、ミントの風味の液体を注ぎ込みます。液体を注いだらすぐにパクッと一気に口に入れましょう。液体には粘度はまったくなく、サラサラの水ですから、下手にかじったりしてもその液体がすべてこぼれてしまうだけです。だから一口サイズなんですね。中に詰める具材だけでもおいしいし、固揚げのプリも歯ざわりよく、しかも酸味が効いたさわやかな風味のパニも、そのまま飲み干してしまいたいくらいにおいしいのです。これらのおいしいものが全部いっぺんに口に入るのですから、おいしくないわけがありません!

テイクアウトのパニプリは、ビショビショの大惨事に テイクアウトのパニプリは、ビショビショの大惨事に

屋台でどっさり積まれたプリは魅力的ですが……

けれども、インドの街角でしばしば見かける屋台のパニプリは、衛生状態が心配。揚げ物の油が古くて酸化していることも多いですし、パニも傷んでいるかもしれません。屋台ごとに具材やパニの味に差をつけるのが屋台の腕の見せどころといいますが、短期旅行者にはちょっとハードルが高いですよね。そんなときは、フードコートに入っている衛生的なお店でチャレンジしてみましょう。屋台の方が風情はありますが、とりあえず安心を選びましょう。私が食べたフードコートのパニプリは、ミント味の緑色のパニと、ケチャップ風味の赤いパニと2種類のパニが付いてきましたよ。

インディラ・ガンディー国際空港のパニプリの店は、屋台風でかわいい! インディラ・ガンディー国際空港のパニプリの店は、屋台風でかわいい!

パニプリ三原則を守って、おいしく食べましょう

パニプリで一度失敗したのは、パックに詰めてもらって、ホテルの部屋に持ち帰って食べてみたときです。持ち運んでいるときにパニがパックの中でこぼれて、せっかくのカリカリサクサクのプリが、ビショビショの水浸しになってしまい、食感が台無しになってしまいました。やはり、パニプリはその場で具を詰めて水を投入した瞬間にパクッ! これが正解なんですね。デリーのインディラ・ガンディー国際空港では、3階のフードコートにもパニプリの屋台風のお店が入っています。私はインド旅行の思い出に、やっぱりここで最後のパニプリを注文してしまいました……。「一口で食べる」「すぐ食べる」「衛生面に気をつける」これらを忘れずに、ぜひチャレンジしてみてください!

空港で最後のパニプリ。ビールにもベストマッチです!! 空港で最後のパニプリ。ビールにもベストマッチです!!