映画のタイトルロールにもなったスイートな名前?

「バルフィ」という言葉を聞いて、すぐに『バルフィ! 〜人生に唄えば』を思い起こしたあなたは、すでに相当のインド通・映画通でしょう。2014年に日本でも公開されたインド映画『バルフィ! 〜人生に唄えば』の主人公は、バルフィというニックネームです。主人公のスイートな魅力に、スイートな名前はぴったり。そう、「バルフィ」はインドのポピュラーなお菓子の名前なんですよ。

これがバルフィです! これがバルフィです!

牛乳を煮詰めたお菓子です

バルフィは砂糖と牛乳を主原料とし、牛乳を煮詰めて固めたお菓子です。アーモンドやココナッツ、ピスタチオなどのナッツ類を加えたものもあります。ネットなどで感想を見てみると、「インドスイーツにしては、甘みが強くなくて日本人にも食べやすい」という意見と、「ものすごく甘くて、食べるのがつらい……」という意見の二つに、かなりはっきり分かれているようです。甘さの目安としては、“ミルキー(ご存知、練乳味のソフトキャンディ)をおいしく食べられる人はバルフィもイケる”といったところでしょうか。両者は味の方向性が似ています。

バルフィが他のお菓子に差をつけている特徴とは?

インド人は辛いものと甘いものが大好き! お祝い事にはお菓子をふるまうのも、しばしば見られる習慣です。ですからどんな町にもお菓子屋さんはあり、お菓子がぎっしりショーケースに並べられています。しかし、洋菓子のケーキみたいに繊細な飾り付けはされておらず、たいてい丸いお団子のような形か、四角形、ひし形といったごくシンプルな外見をしています。バルフィも、やはり四角いお菓子です。一つ特徴的なのは、バルフィの表面には食用銀箔が貼られているということです(たまに、ないものもあります)。日本でも、料理などに金箔を使うものがありますが、銀箔は見慣れないので、ギョッとするかもしれませんね。

食べ過ぎないようにして、味見しましょう

その輝きを見ていると、間違えてアルミ箔を噛んでしまった時の感触を思い出して手が伸びにくいかもしれませんが、味はないので大丈夫です。しかし、食用銀箔には、鉛やカドミウムなどの有害物質が含まれていることも報告されています(インドの産業毒物研究センターによる)。旅行中や、持ち帰ったお土産を少し食べるくらいなら、ただちに健康に影響があるわけではないでしょう。インドで広く愛されているお菓子ですから、食べ過ぎにはくれぐれも注意して、ひとつまみしてみませんか?