ニューデリーの雑踏、喧騒、からの解放

ニューデリーにしばらくいると、人の多さや、喧騒などで、頭がクラクラして疲れてしまうことがあります。安宿街のバハール・ガンジにいれば、ピザでも焼そばでもステーキでも食べられますので、食事には飽きなくてすみますが、それでもどこかに行きたくなります。そこでおすすめなのが、チベット人街のマジュヌカティラ訪問です。バハール・ガンジからニューデリー駅まで行けば、メトロのニューデリー駅も隣接しています。イエローラインのJahangirpuri方面に乗って、5つ目の駅Vidhan Sabha駅で下車します。そこから乗合オートリキシャ―で10ルピー(約20円)程度です。だいたいチベット人らしき人がいますので、同乗させてもらえばラッキーです。彼らのほとんども、マジュヌカティラを目指しています。

まるで別世界のマジュヌカルテ

マジュヌカティラには、丸いアジア人顔のチベット人を多く見かけます。入口には門があり、車も入れないような、人がようやくすれ違えるほどに狭い路地が奥まで続いています。両側にはびっしりと商店やレストランが軒を連ねています。いい匂いに誘われて入ると、そこはチベットレストランでした。バハール・ガンジにいても、味わえないような本格的チベット料理が食べられます。インドでは、北のダラムサラに行けば、亡命チベット政府があるので、チベット料理店は何軒も集まっていますが、マジュヌカティラは、ダラムサラに次ぐほどです。あっさりとした塩味のチベットラーメン「トゥクパ」は、キャベツやトマト、卵など具だくさんで、胃にやさしくじんわりします。餃子の「モモ」も、羊肉ミンチがうまいです。

マジュヌカティラで購入したオーストラリア向け輸出ジャケット マジュヌカティラで購入したオーストラリア向け輸出ジャケット

アウトレットのいい商品が目白押し

ショップには、どこから手に入れてきたのか、上質な輸出用の衣類があります。チベットルートとでも言うのでしょうか。中国は雲南省の大理でもそうでしたが、チベット商人が、なかなか市場に流れてこないような、ブランド物のアウトレット品を扱っているのです。しかも、同じ商品は少なく、一品物といった衣類も多くあります。僕はここで、ある年、オーストラリア向けに輸出される羊毛と革で出来たジャケットを何枚も買いました。値段は市場価格の4分の1から5分の1程度です。どういった方法で、こんな商品がマジュヌカティラだけで流通しているのか定かではなく、世界中にネットワークを張りめぐらすチベット人ならではの商売と言えなくもありません。いずれにしても、マジュヌカティラに行けば、ショッピングも楽しめるのです。