参拝が済んだらすぐ帰るのはもったいない!

「デリー最大のシーク教寺院」その2からの続きです。さて、本尊のお参りが済んだら、ぜひ敷地内にある、四角い「清めの池」の周りも歩いてみましょう。これは大規模なグルドワーラー(シーク教寺院)にしかない設備です。素足のまま、美しい大理石を踏みしめて歩くのはとてもステキです……と言いたいところですが、暑い季節には大理石がそうとう熱くなるので、池の周りの回廊を歩きましょうね。寺院の敷地の外の緑が借景となり、のどかな風情を満喫できます。

沐浴なのか、水浴びなのか……若者は楽しげ 沐浴なのか、水浴びなのか……若者は楽しげ

天気がよければいつまでもいたくなるような、清めの池

人々がのんびりと池の周りを一周する様子は、ピクニック気分のようでもあり、天上世界をそぞろ歩いているようでもあります。それほどに、この池の散歩は気持ちのいいものです。服を脱いで池に入る人もいます。沐浴の意味もありますが、病気が治ると信じられてもいるそうです。そしてもちろん、単に涼を取りたい人もいます。池越しにそびえる本堂も、ますます立派に見えますよ。

本堂の中で、キールタン(賛歌)に聴き入る人々 本堂の中で、キールタン(賛歌)に聴き入る人々

お供物のおさがりをいただきましょう

屋外では、神様へのお供物のおさがりをいただくための行列がありますから、ぜひトライしましょう。米を甘く煮た温かいお菓子です。大きなスプーンですくって分けてくれるので、必ず両手で受けましょう。お供物は、持ち帰ってはいけない決まりがあります。その場でいただきましょう。また、無料の水の配給(水道水ですが)もあります。そして、無料の食事もいただけるんですよ。食堂の脇ではたくさんの人々が、食事の準備のため、じゃがいもの皮を黙々とむいていました。

食事の準備をする奉仕の人 食事の準備をする奉仕の人

無料の食事はシーク教の教義を表しているのです

これらの働く人々は、すべてシーク教の教えに基づいて無償の奉仕をする人々なのです。水を配る人も、食事を作る人も食器を洗う人も、掃除をする人も。奉仕活動は神への奉仕と見なされるため、積極的に参加するのですね。また、食材も寄進されたものだそうです。そんなありがたい無料の食事は、「ランガル」と呼びます。旅行者の間ではしばしば「タダ飯が食べられる」といわれますが、こんな考え方は決してしないでください。「すべての人が等しく食事をする」という教えを忘れずに、ありがたくいただきましょう。(その4に続く)

無料のチャイを配る奉仕の人 無料のチャイを配る奉仕の人