悪化する大気汚染を削減するCNG

オート・リキシャは、以前は(北インドで)ほとんどの車体が黒と黄色のツートンカラーに塗られていました。当時のオート・リキシャはディーゼルエンジン車で、排気ガスが大気汚染の原因となっていました。後部座席に座っているだけでも、呼吸が苦しくなってくることがしばしば。私も昔さんざん苦しんだので、今でも「オート」と聞くだけであの排気ガスの臭いを思い出します。しかし、2000年代に入ってからは、CNG(圧縮天然ガス)を使うように切り替わっています。ボディーのカラーもエコをアピールするように、緑色と黄色です。たしかに、後部座席にいても、もうあのひどい排気ガスを浴びずに済みます! インドにとっても旅行者にとっても幸せなことですね。

おもちゃ屋のおじさんが手にしているモデルは、緑色の車体 おもちゃ屋のおじさんが手にしているモデルは、緑色の車体

「オート」より「トゥクトゥク」がイケてる?!

さて、ほんのつい最近からですが、デリーなどの大都市部では、「オート(・リキシャ)」という呼び名より、タイなど東南アジアでのオート三輪の呼び方「トゥクトゥク」が急速に流行り始めています。外国人観光客の多い場所から広まったという説や、インド人がタイなどに旅行して現地での呼び方を広めたという説があります。私などは「オート」という古い呼び方でないと違和感が大きいですが、どうもこの流れは徐々に全インドに浸透していくような予感がします。つい先日インドに行ってきましたが、タージマハルのあるアグラでは、駅前のチケット売り場にさっそく「TUK TUK」と書かれた看板が出ていたくらいですから!

アグラ・カント駅前の、プリペイド“トゥクトゥク”チケット売り場 アグラ・カント駅前の、プリペイド“トゥクトゥク”チケット売り場

ドライバーは「ぼったくりの悪人ばかり」と決めつけないで

日本人旅行者は何かとドライバーを悪く言う人が多いですが、高い値段をふっかけずに、きちんと相場で乗せてくれる人もたくさんいます。また、先日のデリーでは、降車時に「この道を渡るのは車が多くて危ないから気をつけろ。」と注意してくれる、親切なドライバーもいました。うまく乗りこなせば楽しくて便利なオート・リキシャ(トゥクトゥク?)。せっかくの楽しい旅行、できるなら和やかにいきたいものですね。

押しも強いが情にも厚い、リキシャワーラー(ドライバー) 押しも強いが情にも厚い、リキシャワーラー(ドライバー)