ダライ・ラマ法王庁があるダラムサラ

インド北西部のヒマーチャル・プラデーシュ州にあるダラムサラは、とくにチベットに興味がある人にはよく知られた町です。ここは1959年に中国から亡命してきたチベット政府が、1960年以降政府の拠点としている場所。ダライ・ラマ14世の後を追って亡命した6000人以上のチベット人もこの町で暮らしているので、「リトル・ラサ」とも呼ばれるそうです。ここを訪れる外国人は多く、彼らが滞在するための施設も整っているので、特にチベットに関心があるわけではない旅行者も普通に訪れています。

学び、楽しみ、体験する。インド・ダラムサラでの過ごし方 学び、楽しみ、体験する。インド・ダラムサラでの過ごし方

だらだら過ごすことができる町

ダラムサラの街の中心部から約4kmちょっと山を上ったところにある、マクロード・ガンジという地区が亡命チベット政府の中心地。標高2082mの緑豊かな山の中ですが、細い通りにさまざまな店が並んでいます。生活雑貨の店、チベット関連のみやげもの屋、そしてチベット料理レストランなどなど。もちろんホテルやゲストハウスも多くあり、時折新しい感じのチベット寺院も見かけます。Wi-Fi利用可能で、日本と変わらないおいしいコーヒーを出すカフェや、安くて居心地のいい日本料理店もあったりして、小さい町でありながら快適に過ごせます。必ず行くべき見どころもない町なので、自然とにカフェやレストランの間を往復してだらだら過ごすことになってしまったりします。でもそれもまた楽しかったりするのです。

チベット文化に興味があるなら

もしあなたがチベット文化に興味があるなら、ダラムサラに長期滞在したくなるに違いありません。ここにはチベット語を勉強できる学校のほか、チベット人と交流できるカフェもあり、トゥクパやモモなどのチベット料理を習うことも可能。ボランティアがしたければ、募集の広告もあちこちで目にします。ダライ・ラマ法主公邸近くにあるチベタン博物館も、ぜひ訪れたい場所。亡命チベット人の歴史から、最近の抗議による焼身自殺についてまでの解説がされています。また、ダライ・ラマの法話が行われる日をチェックして、ダラムサラを訪れる人も多いかもしれません。とにかくアンテナを張り巡らせて街を歩いていれば、興味ある情報に出合えるに違いありません。

スピリチュアル系も充実

このほか、ダラムサラにはチベット医学・暦法学研究所(メンツィカン)があり、伝統医療による治療のほかに、チベタンマッサージを受けることが可能。研究所内のショップでは、ヒマラヤの薬草から作られたコスメも売られています。また、街なかでも多くの「チベタンマッサージ」の看板を目にするので、どこかで体験してみるといいでしょう。ほかにヨガの道場やレイキの医師も多く、スピリチュアルな雰囲気漂う町にもなっています。さまざまな嗜好の外国人が訪れるダラムサラ。ここは観光するのではなく、興味のあることを見つけて積極的に体験するのが、正しい過ごし方なのかもしれません。