旅行者がやってくる理由は「プシュカルで癒されたい」

「ラジャスタンの穴場・プシュカル」その1からの続きです。しかしここは一方で、外国人旅行者が多い町でもあります。通りを歩くと、ラフな格好をした欧米人バックパッカーがよく歩いていますし、ゲストハウスの看板、外国人向けのレストランも少なくはありません。とはいえ、見どころはブラフマー寺院ぐらいしかないので、2、3時間あればこの町の大体の感じはみられます。どうしてプシュカルには外国人旅行者たちが多いのでしょう。それはたぶん、この町特有ののどかさにあります。インドを個人旅行したことがある方はわかると思いますが、インドの町は交通量が多く、クラクションなどの騒音で歩くとけっこう疲れます。また、人も多いし、なかには騙そうと近づいてくる人もいます。そうした旅で消耗してしまう旅行者にとって、プシュカルはとてものんびりできる癒しの場所なのです。

お土産を買うなら、プシュカル湖の北岸にあるサダル・バザールへ! お土産を買うなら、プシュカル湖の北岸にあるサダル・バザールへ!

個人旅行者がほっとする条件が満たされた町

もちろん、もっと小さくて、何もない町もあります。しかし旅行者にとって、快適で安いゲストハウスやホテル、くつろげるレストランやカフェ(数日いても飽きないぐらいの数も必要)は滞在に必須な条件です。そしてWiFiも。何日もいるなら、のんびりと散歩もするでしょうから、交通量は少なくともそこそこお店があったほうがいいですよね。そして、あれこれ言い寄ってきたり、騙そうとしたりする輩もいない。プシュカルは町の人もみな顔見知りぐらいの小さな町なので、変なよそ者がいないのだと思います。そして、何かアクティビティがあったほうがいい人には、ヨーガの道場やキャメルサファリがあります。逆を言えばそれぐらいしかないのですが(笑)

レベルの高い布製品が集まるプシュカル

あとはこの町に、レベルの高い布製品がよく集まっていることがあります。この町で布が織られているわけではないようですが、外国人の中にはここで商品を発注して(デザインをして現地で作らして)、自分の国に輸出している人もいます。ちょっとしたバッグやショール、服などですね。私が最初にこの町に来たのは10年以上前ですが、その時も若いフランス人女性たちが、本国で売る用に大量に布製品を買って帰ったり、また現地の職人とデザインの打ち合わせをしたりしている姿を見かけました。そしてそれは今も続いています。

インドには女子が買いたくなるようなお土産が少ない?

東南アジアや中米に比べると、女子が好きそうな小物のお土産品が圧倒的にないのがインド。国土は広いのに、どの町へ行っても売っているのはゾウの彫り物とか踊るシヴァ像とか、そんなものばかり。デザインも欲しくなるものがないのですが、ここプシュカルは街なかの土産物屋でもかなり充実しています。ふだんは土産物屋の前を通り過ぎる私も、つい足を止めてしまうほど。外国人が多いので、彼らが買いそうなものを揃えているといえばそうですが、それならタージマハルがあるアグラとかは、もっと土産物屋のセンスもいいはずですよね。ところがそうではありません。どの店も同じような品揃えなので、このプシュカルのようにセンスのいい土産物が並んでいるのは珍しいのです。(その3に続く)