世界一豪華な宮殿列車

聖と俗、王族と賎民、あらゆるものが混沌とし、それを飲み込む国インド。道に牛がいて不衛生で暑苦しいだけがインドではありません。贅を尽くすならとことん尽くせるのもまたインドなのです。2010年、鉄道王国インドに満を持して登場したのが、世界一豪華な列車といわれる「マハラジャ・エクスプレス」です。宮殿のように豪華なホテルが車輪をつけて走っているといっても過言ではありません。ゲストはこのラグジュアリーホテルに滞在しながら数日をかけてマハラジャゆかりの宮殿や世界遺産を訪れ、また国立公園でサファリを楽しみます。

豪華列車で行く鉄道の旅 その2・世界一豪華な「走る宮殿」 豪華列車で行く鉄道の旅 その2・世界一豪華な「走る宮殿」

国を挙げての一大事業

ルートはいくつかありますが、基本はすべて7泊8日の旅です。料金は、食事や観光などすべて含まれるオールインクルーシブで、日本からの旅行代金はエコノミーなクラスでもひとり100万円は下らないでしょう。なかなかいいお値段ですが、一生に一度の自分へのご褒美にいいかもしれません。3泊4日でアグラと国立公園(サファリで虎を見に行きます)、ジャイプールを訪れる短いコースもあるので、これなら参加しやすいでしょう。この列車はインド鉄道や観光公社が共同で出資した会社が運営していて、いずれのコースも複数の州にまたがっているのが特徴です。「他にはない贅沢な旅行」をキャッチコピーに、まさに国を挙げての一大事業なのです。

マハラジャ気分で過ごす車内

列車は、客車、レストラン、バーとラウンジ、ショップが連結されていて、ゲストはマハラジャになったような贅沢な気分で滞在を楽しめるようになっています。落ち着いたシックな客室には最先端の設備が備えられ、もちろんインターネットも接続可。各車両には専属のバトラーがつき、一流ホテル並みのサービスを受けられます。煌びやかなレストランでのディナーは思い切りドレスアップしていただきましょう。料理はインディアンかウエスタンからのチョイスですが、醤油や味噌も常備しているので、日本食も作ってもらえるかも?では、インド産のスパークリングワインで乾杯!!

趣向を凝らしたプログラムの数々

マハラジャ・エクスプレスでは、様々なプログラムに参加することができます。駅に到着すると、音楽とレッドカーペット、花のレイでのお迎えがあり、そこからはゴルフに行く人あり、観光に行く人ありと選択肢があるのがこの列車の特徴です。列車を止める以外はおそらく何でもゲストの望みをかなえてくれるのが、「マハラジャ」を名前に冠する所以でしょう。マハラジャの宮殿を訪ねれば、通常は立ち入れない部屋に通され、マハラジャ一家の歓待を受けます。他にも砂漠の村へのビレッジ・ツアー、国立公園でのベンガル虎サファリなど、普通のツアーでは体験できないリッチなプログラムを楽しむことができます。