旅先で食べたいトウモロコシ

ジューシーで香ばしく、おやつにちょうどいいサイズのトウモロコシ。シーズンになると食べたくなる、という人も多いと思います。ただし私は、日本のトウモロコシが品種改良されて、甘い種類ばかりなのがちょっと不満です。だからトウモロコシを食べるのは、もっぱら日本以外の国で、ということになります。外国には甘すぎないトウモロコシがあり、かつ予想外のおいしい食べ方に出合えたりもするのです。街歩きの際にトウモロコシ売りを見かけると、必ずチェック。今回は旅の途中で出合い印象に残った、さまざまなトウモロコシをご紹介します。

食べ方いろいろ! 旅先でのおやつにぴったりのトウモロコシ 食べ方いろいろ! 旅先でのおやつにぴったりのトウモロコシ

トウモロコシを知り尽くした国、メキシコで

トウモロコシは中央アメリカが原産地。メキシコの主食は、トウモロコシから作られたトルティーヤです。そんなメキシコの屋台には、トウモロコシを使った食べ物が何種類もありました。炒めた粒トウモロコシや、トウモロコシ入りスープを売る光景は、さすがメキシコ!といった感じです。もちろんゆでたトウモロコシもありました。白っぽくて固めのトウモロコシに、好みで塩、レモン、チリパウダー、マヨネーズ、チーズをかけてくれます。私は塩とマヨネーズにしましたが、そのおいしいことといったら!すっかりハマってしまい、1日に5本食べた日もありました。おかげでほかのトッピングを試さずに終わりましたが、トウモロコシと長い付き合いのメキシコの国民に、ほかのどの組み合わせが人気があるのか聞いてみたいものです。

インドのトウモロコシに感動!

最近トウモロコシに関して新鮮な驚きを感じたのは、インドでした。それまで何度も訪れていたにも関わらず、昨年7月に初めて屋台でトウモロコシを食べたのです。恐らくそれまではトウモロコシの季節に訪れていなかったのでしょう。インド北西部のジョドプールという町で、炭火の上に黄色いトウモロコシを並べてじっくり焼いていました。たまらなくなって注文すると、売り手のおじさんは小さなライムを半分に切り、その切り口に塩とスパイスを混ぜたものを付けてから、トウモロコシにこすりつけたのです。かぶりつくと、ライムの爽やかな香りと酸味、おいしさを引き立てるスパイスと塩の味、そして香ばしいトウモロコシの味がひとつとなり、至福のときが味わえました。何よりインドにこんなトウモロコシの食べ方があることが予想外で、衝撃だったのです。

中国のトウモロコシは改善の余地あり!?

こんな印象的な出会いがある一方、なぜかぱっとしないのが中国のトウモロコシ。よく観光地などで売られていますが、単にゆでてあるだけで何も付けてくれないのです。幽霊のように白っぽくて味はうすく、歯ごたえはネチャネチャしており、食べるたびに残念な気持ちに。塩でもひとふりしてくれれば、少しはよくなると思うのですが。世界三大料理に数えられる中華料理を生んだ国だというのに、トウモロコシはこれでいいの?と問いたい気分です。でも、日本人のなかにもこのトウモロコシが好きだという方もいるようなので、好みの問題なのかもしれませんが……。ともあれさまざまな発見がある海外のトウモロコシ。街歩きの際に見つけたら、ぜひ試してみてください。ひょっとすると想像もしなかったような、意外な食べ方に出合えるかもしれませんよ。