心穏やかに過ごせる砂漠のオアシス

インド西部ラジャスターン地方にあるジョドプールの町は、丘の上に聳える巨大な城塞メヘラーンガル砦と、建物の外壁が青く塗られているために“ブルーシティ”と呼ばれている旧市街の町並みが有名です。同じラジャスターンの町でも、“ピンクシティ”と呼ばれ、北インドで誰もが訪れる“ゴールデントライアングル”のひとつジャイプールや、ラクダに乗って砂漠でキャンプするキャメルサファリで有名なジャイサルメールは、観光客ずれした地元の人に疲れてしまうこともしばしば。それらの町に比べると、ジョドプールはのんびりとしていて人も好く、心穏やかに過ごせる町です。

グルメ対決!! ジョドプールの名物オムレツサンド、隣り合う名店どちらが美味しい!? グルメ対決!! ジョドプールの名物オムレツサンド、隣り合う名店どちらが美味しい!?

ジョドプールのB級グルメ、オムレツサンド

さて、そんなジョドプールでの食事はといいますと、どのホテルも、屋上からメヘラーンガル砦を一望にできるパノラマレストランを売りにしています。カラッと乾いた空気が気持ちよく、岩山の上に鎮座する砦を目の前にしながらの食事は最高です。メニューにはなくても、頼めばビールも持ってきてくれますよ。一方、町歩き中のB級グルメとして大人気なのが、この町の名物であるオムレツサンドです。旧市街の中心に、時計塔がシンボルの広場サダル・バザールがあるのですが、この広場に入る北門の前に、2軒の有名店が並んでいます。

しのぎを削る2軒のライバル店

門に向かって右側にあるのは「チョウハン・オムレツ」。こちらは日本のガイドブックに載っていることもあって、日本人に人気があります。店の前やカウンターには、卵のカートンがずらりと積まれています。厨房はカウンターにコンロがひとつあるだけで、若いオーナーのビッキーさんがひたすらオムレツを作っています。もう一軒は門を挟んだ左側にある「オムレツショップ」。欧米人がよく使うガイドブックに載っているので、こちらは西洋人や韓国人のお客が多いようです。“オムレツマン”と呼ばれる名物おじさんがフライパンを振っていました。

熟練の技が生み出すわずかの差

さて、では評判のオムレツサンドを食べ比べてみましょう。どちらも一番人気は「マサラチーズオムレツ」で、薄切りのトースト3枚の間にオムレツが2切れ挟んであって、5層になっています。オムレツの中にはチーズと角切りのトマト、ピーマン、タマネギが入っていて、ほんのりマサラ(スパイス)が効いています。見た目に違いはありません。食べてみると、オムレツマンが作るオムレツの方がふんわりとしていて、パンとうまく馴染んでいるように感じました。今回のグルメ対決は、年季の入ったオムレツマンの腕がなせる業、僅差で「オムレツショップ」の勝ち! といっても、ひとつたったの40ルピー(約75円)です。どっちも食べてみてくださいね!!