ラジャスタンの砂漠に咲いた青い薔薇

ジョドプールは、インドの西に広がるタール砂漠の入り口にある町です。15世紀にマールワール王国の都として築かれた城塞都市で、10数kmに及ぶ城壁に囲まれた旧市街の背後には、インドでも有数の規模を持つ城塞メヘラーンガル砦が巨大な岩の崖の上に聳え立ちます。旧市街の家々の壁は青く塗られ、同じラジャスタン州の州都ジャイプルがバラ色の町「ピンクシティー」と呼ばれるのに対し、こちらは「ブルーシティー」と称されています。人気マンガ「ONE PIECE」の砂漠の王国アラバスタのモデルになったことで一躍有名になりました。

人気漫画「ONE PIECE」のアラバスタ王国のモデルになった、青い城塞都市ジョドプール 人気漫画「ONE PIECE」のアラバスタ王国のモデルになった、青い城塞都市ジョドプール

「ONE PIECE」のアラバスタ王国に迷い込む

マンガ「ONE PIECE」のアラバスタ城のモデルとされるメヘラーンガル砦は、高さ130mの岩の上に建ち、ここからのブルーシティーの眺めは絶景です。砦内に展示された調度品を見ていくと、No.4の相棒、イヌイヌの実を食べた犬銃ラッスーのモデルを発見!!旧市街の中心サダル・バザールの時計台は、半径10kmを吹き飛ばす時限爆弾がセットされた時計台のモデル。街角で遊ぶ女の子達は王女ビビを髣髴とさせます。ルフィになったつもりで路地や砦を歩いているうちに、本当にマンガの世界に入り込んだ気分になってきます。

絶景だけじゃない、見ごたえのある砦の内部

旧市街の青い壁は、元はカーストの司祭階級バラモンの人たちが塗っていたのだそうです。青く塗るのは、夏に涼しくするためと蚊よけのためだとか。今では一般の人たちも、その習慣に習って家の壁を青く塗るようになりました。青い壁にもいろんな青があって、路地を歩いていると、次にどんな青が現れるかわくわくします。砦へは、旧市街から急な坂を登るか、舗装道路をリクシャーで行くこともできますが、わたしのおすすめは自力で坂を登るルート。目の前に砦が迫ってきます。メヘラーンガル砦は今でもマハラジャが所有していて、豪華な装飾を施された室内や調度品の数々は見ごたえがあります。日本語の音声ガイドも用意され、解説も聴けるのでお得ですよ。

最新のアクティビティー「flying Fox」のジップライン

みなさんは「ジップライン」というアクティビティーをご存知ですか?高いところに張られたワイヤーロープをプーリーという滑車を使って滑り降りるという遊びです。ここジョドプールでは「Flying Fox」というイギリス人のエージェントがジップラインを催行しています。スタート地点はメヘラーンガル砦で、降りるロープは全部で6本あり、いろいろな角度から砦を見られるように設計されています。全長1080mのコースで所要1時間半。料金は大人1599ルピー(約2600円)、10〜21歳が1299ルピー(約2100円)です。高いところが好きな方は是非チャレンジしてみてください。