インド人の暮らしに欠かせない占星術

インドは占いが盛んな国です。生まれるとまずホロスコープ(天体の配置図)を作り、結婚を決める際に相手との相性もホロスコープを参考にするという話はよく知られています。村には必ず1人は占星術師がいて、田舎ではヒンドゥー教徒は占星術師におうかがいをたててからでないと、大事なことは何も決められないそうです。寺院や王族などもお抱えの占星術師をもっているといいますし、旅行していると「占星術を勉強している」という人に、かなりの確率で出会うのがインドです。

インドは占いの国。本格派からインチキ臭い占いまで大集合 インドは占いの国。本格派からインチキ臭い占いまで大集合

インド人が絶大な信頼を寄せる占星術

占星術は、天体の動きから人生を占う技。インドにははるか昔にギリシャから伝わり、この地で独自の発展を遂げました。インドでは数ある占いのなかでも最も格が高いものとみなされ、大学には占星術学科も設けられ、占星術の国家資格が存在するそうです。こんなにもインド人の暮らしに溶け込んだ占星術、ぜひ試してみたいとは思うものの、まだ機会は訪れないままです。

インド発祥の手相占いは、はたして当たるのか

そのかわり、手相は何度か試しました。実は手相占いはインド発祥とされ、インダス文明の時代にすでに人気があったそうです。ところが、2度ほど占ってもらったものの結果はさんざん。「強くて怒れる男が現れるだろう」「あなたは金属工場の経営が向いている」など、ちっとも当たっていませんでした。ただ、「これこれの宝石を身に着けないと、あなたは男のために金を使うことになる」と言われたのは少し気になりました。宝石を身に着けて運命を変える方法はインドならでは。宝石の種類やサイズ、つける指(人差し指と小指!)まで指定されましたが、日本では恥ずかしいだろうと思い、結局しませんでした。

米粒占いからインコ占いまで、ヘンな占いがいっぱい

インドには占星術や手相以外にも足相、観想術、カード占い、前世占いなど、さまざまな占いがあるそうす。レーという町では、ターバンを巻いた男性が、地面に置いた数粒の米で占いをしていました。米でどんなことがわかるのか興味津々でしたが、言葉が通じずあきらめることに。また別の町ではインコ占いなどというものがありました。封筒を差し出すと、中に入っている占いの書かれた紙をインコが引っ張り出すだけで、インコが封筒を選ぶわけでもなんでもありません。しかも紙にはヒンディー語かウルドゥー語しか書かれておらず、翻訳もしてくれないので結果はわからずじまい。ともあれ信用のおけない占い師も山ほどいるであろうインド、いつか本物に出会うことを楽しみに、また道端の占い師を物色してみることにします。