ラダックに行くなら夏がおすすめ

秋から春先までの乾季がベストシーズンのインド。夏は湿気たっぷりの暑さに観光する気も失せてしまいます。でも、そんな夏こそベストシーズンの地方があります。それは、デリーからはるか北に位置するラダック地方です。標高が3500メートルを超えるこの地方は、冬の間は峠が閉ざされて空路でしか行くことができません。行ったとしても多くのレストランや土産物屋、宿がクローズしていますし、寒さが厳しくてそれなりの装備が必要です。この時期に訪れるのはチベット好きのマニアくらいではないでしょうか。一方、晴天が続く夏には、厳しくも美しい雄大な自然の風景とチベット仏教の文化を求めて、多くのツーリストが訪れます。

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魅力は大自然とそこに生きるラダックの人たち

日本ではまだまだなじみの薄いラダック地方は、秘境のイメージが強いのではないでしょうか。ヒマラヤの麓に位置するラダックの魅力のひとつは、大自然が造りあげた凄まじいほどに雄大な風景です。茶褐色の荒涼とした山々の連なりを見ると、あまりにスケールが大きすぎて「人間はちっぽけな存在だなあ」と思わずにはいられません。そしてもうひとつの魅力は、この圧倒的な自然の中で、静かにたくましく生きているラダックの人たちとその文化です。彼らの多くはチベット仏教を篤く信仰しています。岩山にはゴンパと呼ばれる寺院群が築かれ、外観はまるで要塞のようですが、その内部は美しい壁画や仏像で満ちています。

レーを拠点に、郊外のゴンパを巡る

ラダックを訪れる場合、レーの町が観光の拠点になります。最近では西洋人が好むようなプチホテルや、おしゃれなレストランやカフェ、NGOがプロデュースするクラフトのショップも増えてきました。デリーからのフライトが毎日数便ありますが、夏のハイシーズンは非常に混雑するので、早目に予約するようにしましょう。郊外の観光はゴンパ巡りが主となりますが、ローカルバスは本数が少なく接続が非常に悪いので、タクシーをチャーターするか、現地の旅行会社にアレンジしてもらうのが効率的です。タクシーは組合で料金が定められており、騙されることもありません。

ゴンパのお祭りに行ってみよう

夏のラダックで見てみたいものは、お祭りです。お祭りはそれぞれのゴンパ(寺院)ごとに開催され、僧侶による仮面舞踏が執り行われます。有名なのはヘミス・ゴンパの「へミス・ツェチュ」で、毎年多くの観光客がこのお祭りに合わせてラダックにやってきます。しかし、このお祭りはあまりにも有名になり過ぎました。7月から8月はお祭りのシーズン。毎年開催日が変わるので、ウェブサイトでスケジュールをチェックして、是非小さなゴンパのお祭りに足を運んでみてください。最後に、ラダックは標高3500メートル以上の高地にあります。高山病対策を忘れずに、無理せずゆったりした旅程を組んでくださいね。