日本の常識は海外では通じない?

日本では小さい頃から「落とし物を見つけたら、警察に届けましょう」と教えられているので、たとえお金が入っているサイフを拾っても、そのままネコババする人はあまりいないでしょう。ところが、そんな日本の常識は海外ではほとんど通用しません。よほどの田舎でなければ、落とし物や忘れ物は出てくることはないと思ったほうがいいでしょう。別に海外に“悪人”が多いというわけではありません。国や地域によっては文化の違いか、拾った人が「オレはなんてラッキーなんだ。前から欲しかったカメラを拾った」などと、自分に都合良くポジティブに考えてしまう人が多かったりするのです。つまり「天からの授かり物」「神様が与えてくださった」的な考えですね。

海外で忘れ物をすると二度と出て来ない? 貴重品の管理には注意 海外で忘れ物をすると二度と出て来ない? 貴重品の管理には注意

忘れた場所がわからないと出て来ない

また観光地では、隙あらば観光客の物を盗もうと目を光らせている泥棒もいて、一般の人が気づく前にさっさと忘れ物を持って行ってしまうことも多いのです。ということで、「どこに忘れたかわからない忘れ物はまず出て来ない」と思ったほうがいいでしょう。もちろん「ホテルの部屋に置き忘れてしてしまった」「レストランに」などと所在がはっきりしていれば先方も預かってくれるのですが、「それでも見なかった」などと知らんぷりされてしまえばおしまいです。また、見つかるかどうかはその物の価値にもよります。みんなが欲しがるような現金、携帯、カメラ、パソコンなどは難しいでしょうが、貴重品の入っていないバッグや、当人以外に価値がないパスポートなどは見つかることが多いようです。

パスポートをタクシーに置き忘れ

以前、インドで会った日本人カップルに聞いた話です。彼らは到着したばかりのムンバイ空港からホテルに向かうタクシーの中に、パスポートを置き忘れてしまいました。幸い空港のプリペイドタクシーだったので車の番号が書かれたレシートがあり、会社に電話したところ、運転手がホテルまで届けてくれたそうです。「あんたたちはラッキーだ。ここはムンバイだから見つかったけど、他の町だったらアウトだ」と言われたそうですが、大都会のムンバイで見つかったことこそラッキーでしょう。

私もカメラを忘れたことが

私も移動中の車の中に忘れ物をしたことがあります。カッパドキア内を回る、ドルムシュという乗合ワゴンの中に、一眼レフのカメラを置き忘れてしまいました。暗くなってから乗ったので、乗客は私ひとり。忘れたことに気づいたのは宿に帰ってからでした。翌朝、あわててドルムシュの事務所に行くと、ちゃんと保管してありました。その日の最後の客だったこともありますが、これは田舎ならではのことです。まずは忘れ物をしないように、気をつけましょう!