聖地とビーチという2つの顔を見せる都市

インド東部にあるオディシャ州については、これまで何度か紹介してきましたが、今回はその中で最も人気が高い観光地、プリーを紹介します。ベンガル湾に面したこの人口20万人の地方都市は、2つの顔を持っています。ひとつはヒンドゥー教の巡礼地として、もうひとつは長い海岸線沿いにホテルが並ぶ、ビーチリゾート地としてです。インドの人々はプリーでは、寺院の参拝のついでにビーチをそぞろ歩きして帰っていきます。またプリーは、80〜90年代までは外国人の元ヒッピーやバックパッカーの間で、“インドでのんびりできる場所としても有名でした。ただし、インドの人気ビーチがゴアに移り、最近では、外国人旅行者はかなり減り、インド人観光客の方が目立ちます。それでも今でも、ふらりとやってくる欧米人旅行者の姿を見かけます。

ビーチに朝早く行くと、戻ってきた漁船を囲んで、魚の売り買いがされている ビーチに朝早く行くと、戻ってきた漁船を囲んで、魚の売り買いがされている

プリーヘの行き方は?

プリーに行くには、まず、オディシャ州の州都ブバネーシュワルを目指します。ブバネーシュワルは州内最大の都市で、インド各地と飛行機、鉄道、バスなどで結ばれています。また、数は少ないですが、クアラルンプールなどからの国際線もあります。ただしブバネーシュワル空港では、アライバルビザは取得できないので、国際線利用の場合には事前にビザを取得しておく必要があります。東部最大の都市コルカタからなら、ブバネーシュワルへは鉄道を利用して7〜8時間。ブバネーシュワルからプリーまでは約70kmなので、鉄道かバスに乗り換えて1時間30分〜2時間。少し高いですが、空港からタクシーも使えます。コルカタからは、直通の急行列車もありますよ。

プリーの町のつくりをざっくり知る

ブリーの町は、海岸線に沿って東西4km、南北1.5kmほどの範囲に広がっています。鉄道駅は、その中央よりも1kmほど東側、海岸から1kmほど内陸に入ったところにあります。駅からビーチ沿いに並ぶホテルまでは、歩いても行けますが、少し距離があるので三輪タクシーのオートリクシャーを利用するのがいいでしょう。バスで着いた場合は、町の北側を東西に走る大通りのグランド通りの東側にあるバススタンドに到着します。バススタンドと言っても、ここでは道幅が広い道路の真ん中にバスが何台も停まっているだけという状態なのですが…。ブバネーシュワルとの間は、ここに10〜15分おきにバスが発着。世界遺産があるコナーラクへのバスもここから発着しています(日中30分間隔、約1時間)。ここから海岸までは遠い(約1.5km)ので、移動にはオートリクシャーを使いましょう。(その2に続く)