外国人旅行者は、寺院の中に入れない? ならば…

「インド東部オディシャ州のヒンドゥーの聖地、プリー観光地案内」その2からの続きです。しかし、ここまで書いておきながらですが、私たちは残念ながらジャガンナート寺院の中に入ることはできません。参拝できるのは、ヒンドゥー教徒だけなんですよね。なので外国人観光客は、せめてと隣接した図書館の屋上から寺院を眺める人が多いです。図書館の係員も慣れたもので、外国人が来るとすかさず寄付を求めてきます。台帳には200ルピー(約340円)とか書かれているものもありますが、寄付なので一人なら50ルピー(約85円)程度でいいでしょう。屋上からは一方向からなので全体像は掴みにくいですが、寺院の中が見られるのは、この場所ぐらいしかないんですよね。

プリーでは、海が沐浴場の代わりになることも プリーでは、海が沐浴場の代わりになることも

海岸に面した場所にある火葬場

寺院の周りのにぎわいを堪能したら、寺院前の坂道を下っていきましょう。寺院と海岸を結ぶこの1km弱の参道の両脇には、商店や巡礼宿、食堂などが並び、15分ほど下ると海岸に出ます。一般的には、ヒンドゥー寺院のそばには池や川など信者が沐浴できる場所があるのですが、ここでは海が沐浴場の代わりを果たしています。また、参道が海に突き当たる場所の近くに火葬場があります。開かれた場所で、白い布で巻かれた何体もの死者が荼毘に付されている姿を見ることができます。ここで薪の上で焼かれた遺体の灰は、海に流されるのです。火葬場の見学自体は問題ないのですが、神聖な場所であり、また嘆き悲しむ遺族もいるので、わきまえて静かに見学しましょう。

ナイトマーケットが開かれるゴールデンビーチ

火葬場の先は、ビーチです。この辺りは海岸が幅広く東西に広がり、「ゴールデンビーチ」とも呼ばれているエリアです。ビーチに沿った道沿いは、日暮れから夜にかけて露店が多く出るナイトマーケットとなります。参拝帰りのインド人家族がそぞろ歩いていたり、近くのホテルに泊まっている観光客が遊びに来ていたりといった感じです。このビーチの一角では、毎年ホーリー前に日本人主催による「オディシャ・ジャパン・フェスティバル」のライブステージも開催されています。(その4に続く)