ヒンドゥー教の儀式であるアラティとは

アラティとはヒンドゥー教の宗教的な儀式であり、聖職者が火を灯しパフォーマンスしながら、神への賞賛をする歌が歌われます。ガンジス河沿いのバラナシやリシュケシュで行われているものは有名ですが、ラジャスタン州プシュカルにあるプシュカル湖でもアラティは行われています。プシュカルはブラフマー神を祀っている極めて珍しいブラフマー寺院があり、インド各地から礼拝とプシュカル湖での沐浴のために多くの人が訪れます。プシュカル湖には、ガートと呼ばれる湖に降りるための階段が52箇所あり、それぞれにガートの名前がついていますが、アラティは5つのガートで行われています。メインから順に紹介しますと、ゴウガート、ブラマーガート、バドリガート、バラガート、ヤゲガートとなります。

アラティの儀式に使われるさまざまな道具類 アラティの儀式に使われるさまざまな道具類

誰でも参加できるアラティで幸せ気分を味わおう!

筆者は、バドリガートから聞こえてくる高らかな力強い神様への賛歌が気になり、ある日、その時間に近くまで行ってみると、「どうぞ参加してください。」と聖職者の方が気軽に声をかけてくださいました。その方はカマルさんと言い、非常に澄んだ声で、火を灯すパフォーマンスをしながらアラティを力強く歌い上げ、それを近くで聴くことができて感動しました。このアラティ、誰でも参加できるのですがマナーはあり、靴やサンダルはガートの上の方で脱いで裸足で参加すること、肌の露出の多い服では参加しないことは守りましょう。どの国の方でも、どの宗教に属していても、歓迎しますとカマルさん。インド人は、プシュカル湖で沐浴して、罪を洗い流し、アラティを皆で歌って平穏で幸せな心になるというコンセプトだということですので、私たちも是非、沐浴まではできなくとも、アラティに参加して幸せ気分を味わいませんか!

聖職者のカマルさん 聖職者のカマルさん

手順については周りの人達を見習おう

アラティが始まると、皆それぞれ思い思いに手を合わせたり、目をつぶったりとさまざまな動作をしています。アラティが終わりに近づくとお花を配る人が現れますので、両手で受け取ってくださいね。そして、皆が湖に花を流す動作をする時が来ますので、その時は皆に合わせて、プシュカル湖にお花を流してください。そこで、お願い事をするのがインド流です。そして、アラティが終わると、蜀台に灯された火が置かれますので、その火に手をかざしてご利益を得ます。それが終わると聖職者の方が、お下がり物のスイーツを少しくれますので、その場で食べてみてくださいね。お布施は、お気持ちで。蜀台の上にインド人の方は置いていかれますので、興味のある方はどうぞ。時間帯は、夏季は18:45頃、冬季は18:00頃スタートで約20分間ほど行われます。夕暮れ時のプシュカル湖であなたも素敵な時間を過ごしてみませんか!

アラティは夕暮れのプシュカル湖のこのような風景のところで行われる アラティは夕暮れのプシュカル湖のこのような風景のところで行われる