本物のマハラジャの住居だったホテル

インド北西部にあるラジャスタン州。その中でも観光客に人気が高い小さな町プシュカルは、聖なるプシュカル湖を中心にホテルや商店が連なっています。今回ご紹介するホテル・バラトプル・パレスは、プシュカル湖の風景が眼前に広がる創業1970年代の老舗のホテルです。一番人気の部屋のマハラジャルームは、どのホテルのどの部屋よりもプシュカル湖から一番近い部屋で、この部屋にはかつて本物のマハラジャ(王様、英領時代は藩王)が住んでいたそうです。実はこの建物は数百年前からバラトプル地方のマハラジャ所有の建物で、現在のホテルのオーナーのおじいさんが、そのマハラジャに寄付されたこの建物を、ホテルとして開業したのだそうです。

右奥がマハラジャルーム 右奥がマハラジャルーム

マハラジャに寄付として贈られたこの建物

マハラジャに建物を寄付されたいきさつは、こうでした。現在のオーナーのおじいさんは、寺院の儀式などを執り行う聖職者で、この建物内にあるクリシュナ・ラダ寺院の神様への儀式を行っていたんだそうです。聖職者に寄付をすることは、インド社会ではよくあることですが、それでも建物を寄付したとは驚きですね! 客室は全20室で11室がバスルーム付き、9室は共同バスルームになります。もともとはマハラジャの住まいだった建物を、そのまま使用しているので、全室をバスルーム付きにはできないのですと、オーナーの弁。ただし、共同バスルームはすぐ近くにあるので、そんなに不便は感じなさそうです。

すぐ目の前はプシュカル湖 すぐ目の前はプシュカル湖

宿泊者に限りクッキングクラス開催

このホテルでは、宿泊客に限りインド料理のクッキングクラスを、リクエストがあれば開催しています。料金は一人900ルピー(約1600円)で、所要約90分。豊富なクッキングメニューの中から3種類の希望の料理を選び、オーナーの奥様のロマさんが丁寧に指導してくれます。ロマさんは数ヶ月に渡り、隣町のクッキングクラスコースを受講したことがあり、伝統的なインド料理を習うことが出来ます。また、クッキングクラスで作った料理は、そのままランチ、ディナーとして召し上がっていただくということで、時間帯はランチ、またはディナーの時間を選択くださいとのことでした。オーナー家族も同じ建物内に住んでいるので、アットホームな雰囲気でリラックスできるホテル・バラトプル・パレス、あなたも是非泊まってみてはいかがでしょうか!

湖を見ながらのんびり出来るこんなスペースもあり 湖を見ながらのんびり出来るこんなスペースもあり