マハラジャってどんな人?

19世紀末、イギリス統治時代のインドには500以上の藩王国があり、それぞれの王国を治めていたのがマハラジャと呼ばれる藩王でした。マハラジャというと、金糸銀糸の刺繍と宝石に輝く豪華な衣装を身にまとい、大理石の優雅な宮殿で暮らし、宮殿を出たら化粧を施した象の上の輿に乗って悠然と下界をねり歩く・・・といった桁違いの贅沢なイメージがありますね。インドの独立によって藩王制度は廃止されましたが、いまでもマハラジャたちは様々な特権を持ち、公然たる力を持っています。

あなたもマハラジャ気分になれる? インドの優雅な宮殿ホテルにステイ あなたもマハラジャ気分になれる? インドの優雅な宮殿ホテルにステイ

マハラジャの宮殿がホテルに!!

マハラジャが暮らした宮殿は現在も残り、今でもマハラジャが住んでいるところもありますが、マイソールにあるマイソール宮殿やジャイプールのシティー・パレスのように、博物館として公開されているものもあります。そして今、非常に人気が高いのが、マハラジャの宮殿をホテルに改装した宮殿ホテルです。王族の古き良き時代を彷彿とさせる気品に満ちたインテリアや贅を極めた調度品、大理石のバスルームなど室内の豪華さもさることながら、手入れの行き届いた庭園、そして恭しくもてなしてくれるスタッフまで、ヨーロッパの宮殿ホテルに決して引けを取りません。いえ、それ以上に贅沢な気分になれるでしょう。

湖に浮かぶ白鳥のような「レイクパレスホテル」

わたしが初めてインドを訪れた20数年前は、宮殿ホテルは現在のようにメジャーではありませんでした。インドといえば「仏蹟や遺跡を巡るか貧乏旅行にいくところ」といったイメージが強く、ラグジュアリーな旅を求めるところではなかったのです。そんな時代から世界的に名を馳せていたのが、ウダイプールの湖上に浮かぶ白亜の宮殿ホテル「レイクパレスホテル」でした。エリザベス2世をはじめとする歴代の各国のセレブが泊まり、「007オクトパシー」にも登場したこのホテルは、その変わらぬ優雅なたたずまいに、今でも世界中からゲストがやってきます。一度は泊まってみたい憧れのホテルです。

気分はマハラジャとマハラニに

マハラジャが住んでいた宮殿ホテルは、インドの中でもラジャスターン州に多く、そのどれもが優雅で歴史を感じる一級のヘリテージホテルです。ジョドプールにある「インド最後のグランドパレス」と呼ばれる「ウメイド・バワン宮殿」は347の部屋を持つ世界最大級の私邸で、その半分がホテルになっています。ジャイプールの北西45kmに位置する「サモード・パレス」は16世紀に建てられた宮殿で、インド国内の「ベストヘリテージホテル」に5年連続で選ばれました。インドの喧騒とは別世界の宮殿ホテルで、あなたもマハラジャとマハラニになった気分で優雅なひと時を過ごしてみませんか?