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海外現地発ガイド通信

大いなる火葬場へ。ベナレスを聖地たらしめているもの


掲載日:2010/07/03 テーマ:観光地・名所 行き先: インド / ベナレス

タグ: すごい! 寺院 秘境 歴史


ベナレスの最大の見所、ガンジス河

マハーラジャが建てた古い宮殿や寺院が並ぶガンジス河沿いの風景。河辺では朝から晩まで、沐浴をする人々が跡を絶ちません マハーラジャが建てた古い宮殿や寺院が並ぶガンジス河沿いの風景。河辺では朝から晩まで、沐浴をする人々が跡を絶ちません

ヒンドゥー教の大聖地として有名なベナレスの見所は、何といってもガンジス河です。ヒンドゥー教徒にとって、ガンジス河は聖なる河。ガンジス河で沐浴をすれば、今までの罪が全て洗い流されると言われている為、インド全土からたくさんの巡礼者がこの地へやってきます。そしてもう一つ、ヒンドゥー教徒はここで死に、遺灰がガンジス河に流されれば、輪廻からの解脱を得られると信じています。その為ここベナレスは、ヒンドゥー教徒にとって至高の死に場所として考えられているのです。

ガンジス河沿いの火葬場、マニカルニカー・ガート

こちらがマニカルニカー・ガート。ガンジス河沿いを歩いて行くこともできますし、ボートから見ることもできます。ただし写真撮影は厳禁です(遠景は可) こちらがマニカルニカー・ガート。ガンジス河沿いを歩いて行くこともできますし、ボートから見ることもできます。ただし写真撮影は厳禁です(遠景は可)

ベナレスで荼毘にふされることを望む人々の為、ガンジス河のほとりには二か所の火葬場があります。一番有名なのはマニカルニカー・ガート。ガートとはガンジス河沿いに続いている階段状のスペースのこと。ベナレスには一説には100以上のガートがあると言われていますが、このマニカルニカー・ガートもその中の一つです。24時間火葬の火が絶えないマニカルニカー・ガートですが、河辺に薪を組み死者を火葬してゆく風景は外国人にとってはあまりにも原始的で、最初はちょっと驚くかもしれません

そしてもう一つの火葬場、ハリシュチャンドラ・ガート

南方面にあるハリシュチャンドラ・ガート。後ろにたつ煙突のある建物が電気の火葬場だそうです 南方面にあるハリシュチャンドラ・ガート。後ろにたつ煙突のある建物が電気の火葬場だそうです

もう一つガンジス河沿いにある火葬場は、ハリシュチャンドラ・ガート。中心地であるダシャーシュワメード・ガートよりも南に下ったところにあります。こちらも同じように河辺に薪を組み立てて死者を荼毘にふしているのですが、面白いことに日本のような電気火葬場も後ろに建っています。でもヒンドゥー教の人々は、昔ながらの川辺で薪で燃やされる方を好んでいるのだそうです。私たちにとっては慣れないこの風景も、彼らにとっては普通のこと。むしろ聖なる地で聖なる方法で荼毘に付されることに誇りをもっているようにも感じます。

生と死を受け入れるベナレスという街

沐浴し、祈りをささげるヒンドゥー教徒。 沐浴し、祈りをささげるヒンドゥー教徒。

「大いなる火葬場」という別名を持つベナレスの街。何百年も前から、死者を受け入れてきたベナレスの街は、死者を解脱に導く最後の場所として栄えてきたとも言えそうです。ヒンドゥー教の人々は、より良い生を生きるためここベナレスのガンジス河で沐浴します。そしてより良い死を迎えるためにベナレスへ向かい、ここで火葬されることを望みます。ヒンドゥー教徒の生と死を受け入れる聖地ベナレスを聖地たらしめているのは、マニカルニカー・ガートとハリシュチャンドラ・ガートというこの二つの火葬場なのではないでしょうか。

関連情報

ボートに乗っていろいろなガートを見てみてください! ボートに乗っていろいろなガートを見てみてください!

■マニカルニカー・ガート(Manikarnika Ghat)と
ハリシュチャンドラ・ガート(Harishchandra Ghat)
備考:どちらも見学は可ですが、写真撮影は厳禁です。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2010/07/03)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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