乳製品の美味しい町はインドにあった!

みなさんは「乳製品の美味しい国あるいは町」というとどこを思い浮かべますか?酪農王国スイスやデンマーク、ニュージーランドなどでしょうか。実はアジアや南米の意外な町が、美味しい乳製品で知られているんです。アジア代表は、あのガンジス河の沐浴で有名なインドのベナレスです。私はブッダガヤ滞在中に、ベナレスから来た日本人の女の子から「ベナレス一美味しいラッシー屋」の話を聞き、コルカタ行く予定だったのを変更して一路ベナレスを目指しました。

グルメ対決 乳製品の美味しい町はどこ?【ベナレスvsカハマルカ】(ベナレス編) グルメ対決 乳製品の美味しい町はどこ?【ベナレスvsカハマルカ】(ベナレス編)

ベナレス一美味しいラッシー屋

ラッシーとは、簡単に言えばインドで飲まれているヨーグルトドリンクのことで、素となるヨーグルトの味と作り方によって、美味しい店とそうでない店とでははっきりと味に差が出ます。もともと乳製品が美味しいことで評判だったベナレスですが、その中でも一番美味しいラッシーとはいったいどんなお味なのでしょう。教えてもらった店の名前は『ブルーラッシー』といい、ゴールデンテンプル近くの入り組んだ路地にあるらしいのですが、教えてくれた女の子も場所の説明ができません。「でも、そこは今韓国人バックパッカーに有名だから、その辺で会う韓国人に聞けば絶対知ってますよ」と言うのです。

美味しさの基本は手作り

路地のあちこちに出ていた店の案内の看板と、行き違う韓国人の旅人(本当に誰もが知っていました!)の説明を頼りに、なんとか『ブルーラッシー』にたどり着きました。10人も座ればいっぱいになるような小さな店の軒先で、青年がひたすら壷に入れたヨーグルトを攪拌しています。最近ではミキサーで作る店も多くなりましたが、ここはいまだに手作り。そういえば、デリーでもブッダガヤでも美味しいと評判のラッシー屋は、やはりどこも手作りでした。メニューを見るとたくさん種類がありましたが、まずはプレーンラッシー(25ルピー:約40円)をお願いしました。

ベナレス一の名に偽りはなかった!

待つことしばし、出てきたのはご飯茶碗くらいの素焼きの器に入った見目麗しいラッシーでした。普通のラッシーよりも濃度が濃くて、上にはピスタチオのかけらとざくろの実が散らしてあり、マンゴーソースが振りかけられています。東京のカフェだったら700円くらい取ってもいいくらいの、これはもう立派なスイーツでした。肝心のお味も文句なしの美味しさで、その濃厚で絶妙な甘さは、駆けつけ五杯は食べられます。もちろん、ベナレス滞在中に毎日通ったのは言うまでもありません。「ベナレス一のラッシー」の名に偽りはありませんでした。(カハマルカ編に続く)