海外の旅先で会う個人旅行者はどこの在住者が多い?

グループツアーの場合は、だいたい東京なら東京、大阪なら大阪の旅行会社が募集し、近くの国際空港から出国するので、参加者たちはきっと近郊の人たちが多いでしょう。ところが自由旅行や個人旅行をしていて出会う人たちは、日本国中、けっこうバラバラです。いろいろな地方の方と出会いますが、人口からいっても、またアクセスの良さや情報的なことからいっても、大都市の人が多いです。とくに東京は人口も多いし、海外に興味がある人も多いようで、東京(とその周辺の東京圏)の人と出会う割合は、人口比率を凌いで高いのです。

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なぜかインドに多い、関西勢

さて東京とその周辺在住者が多いと書きましたが、少なくとも私の経験上、その“常識”がくつがえる国があります。それがインドです。なぜかインドを旅していると、大阪を中心とする関西勢の旅行者が非常に多いのです。実際は「人数的に東京勢を凌ぐ」ことはないのでしょうが、体感的にはほぼ同数、アクの強い旅行者の数では東京勢を凌いでいるのでないでしょうか。かくしてインドの日本人宿では、関西弁が飛び交うという不思議な体験をすることになります。たとえば日本人に人気のベナレス。そのベンガリー・トラという小径には多くのゲストハウスやレストランがありますが、私が旅していたとき、そこで出会った日本人の多くが関西出身者でした。

考えられる理由はいろいろあるが…

なぜインドに大阪人が多いのでしょう。大阪から来た旅行者に聞いても、その理由に答えられる人はいませんでした。もともと戦前から神戸にはインド人コミュニティーがあり、インド料理店や食材店、そしてビンドゥー寺院が作られるなど、関西にインドはなじみがありました。また大阪にはインド総領事館があり、個人でも簡単にビザが取得しやすいこと、関空からエア・インディアのデリー、ムンバイ便が飛んでいるなどのアクセス的な要素もあったと思います。しかしそれだけではないでしょう。

押しの強いインド人に馴染む?大阪人

インドに行った方はわかると思いますが、インドで何かをする時には、かなりの交渉力が必要です。町なかを走る三輪タクシーのオートリクシャーに乗る時、土産物屋で物を買う時などは、最初の言い値が2倍以上ということはザラです。またインドの人は押しが強く、欲しくないものまで買わされてしまったりすることもありす。そんな押しが強くて商売上手なインド人に、東京人はなかなか「NO !」と言えません。かくいう東京出身の私も、インド旅行を始めたばかりのころは、慣れない交渉にかなり苦労しました。そんなとき、大阪出身の旅行者は、水を得た魚のように見えました。きっとこんなところに、大阪人はインドに親近感を感じるのかも? 大阪出身の方、違ったら教えて下さい(笑)