デリーのジャンタル・マンタル

ジャイプールのジャンタル・マンタルは、観光名所のシティ・パレス(宮殿)のすぐ向かいとあり、いつも観光客でにぎわっています。入場は9時から17時まで、2010年にはユネスコの世界遺産に登録されました。次にポピュラーなジャンタル・マンタルが、最初に書きましたデリーにあるものです。これは町の中心のコンノートプレイスから徒歩5分ぐらいの所にあるので、行きやすいですね。ツアーのコースに含まれなくても、自由時間があれば行って来られます。規模はジャイプールのものを少し小さくしたぐらいでしょうか。町なかにあるため、夕刻にはそぞろ歩きしているインド人家族の姿もよく見られます。入場料も外国人が200円ぐらいのなのに対し、インド人は10円ぐらいですからね(笑)

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ベナレスのジャンタル・マンタルは建物の屋上に

残りの3つのジャンタル・マンタルですが、1738年に造られたマトゥラーのものは現存していません。なので、あと見ることができるのは2つです。ベナレスのジャンタル・マンタルは最初はどこにあるか気づかず、見学したのは何回目かのベナレス訪問時でした。メインガートのすぐそばなのですが、建物の屋上にあるので町を歩いていても気づかなかったのです。場所はマーンマンディル・ガートに面した、マハラジャのジャイ・スィンの離宮マーン・マハルの屋上。そこに6つの観測儀が並んでいます。マハラジャがベナレスへ巡礼に来た際に、ここで観測をしていたのでしょう。

ヒンドゥー教の聖地にあるジャンタル・マンタル

最後のジャンタル・マンタルは、マディヤ・プラデーシュ州にあるヒンドゥー教の巡礼地ウッジャインにあります。ここは観光地というより巡礼地なので訪れる外国人は少なく、私も最近になりようやく初めて行ったほどです。巡礼の中心であるシヴァ寺院から南へ1、2kmほど行った川のほとりに、そのジャンタル・マンタルはありました。おなじみの直角三角形や円形の建築物がせまい範囲に並んでいます。ジャイプールのものに比べるとサイズも半分以下で、かなりこじんまりしています。あまりここまで来る外国人はいないと見えて、入場料もインドで悩まされる外国人料金がなかったほどです(約20円)。マハラジャがここに造ったのも、巡礼のついでに天体観測をしようと思ったからでしょうか。北インドのジャンタル・マンタル巡り、そんなテーマの旅も面白いかもしれませんよ。