上級編。ディープな店だが味はすばらしい「ジャヤ・アグン」

しかし、私の一番のお気に入りのサテの店は、そこではありません。その店はサリナ・デパートに近いジャラン・ワヒッ・ハシムの交差点の角にある「ジャヤ・アグン」という食堂です。最初に言っておきますが、店はきれいではありません(笑) 店内はカウンターや壁に向かってイスが置かれた、立ち食いそば屋風。ひとりで来た人がもくもくと食べています。壁は汚れ、時おり小さなゴキがそこを走って行くこともあります。日本のひなびたラーメン屋のような風情です。グループの場合は路上に置かれたテーブル席に案内されます。店は昼から開いていますが、だいたい夕方から歩道に置かれた台の上で、煙を上げながらサテが焼かれています。メニューは壁に貼っているものだけで、全部で数種類。値段も書いていませんし、英語もあまり通じません。しかし、ここのサテが抜群においしいのです。

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このサテ・カンビンを食べにジャカルタに来た!

ここへ来て必ず頼まなくてはならないのが、ヤギ肉のサテの「サテ・カンビン」でしょう。他店より少し大きめの肉に脂身が混じり、絶妙の甘辛ソースが添えられています。1本50円と他の店より高めですが、その価値は十分あります。そしてここは内臓系のスープの「ソト・マドゥーラ」も絶品です(約200円)。カレー味のような濃い目のスープで、これだけでも十分ご飯のおかずになります。サテも食べたいけどスープも飲みたいという人は、サテは5本でもOKです。サテだけでいいなら10本いってみましょう。

何気に有名? インドネシアのサラリーマンも知っていた!

数年前、ジャワを走る鉄道で、隣の席になったインドネシアのビジネスマンと話をしたことがありました。彼は出張先でいろいろな店で食べ歩いている、まるで日本人のような人なのですが(笑)、その時、「ジャカルタに出張に行くと、サリナ・デパートのそばのおいしいサテ屋によく行くんだよねー」と言いました。私が「それはジャヤ・アグンじゃない?」を答えると彼は非常に驚いていました。東京の人ならたとえがわかると思いますが、新橋の焼き鳥屋の名前が外国人から突然出るようなものです(笑) 私はこの10年、ジャカルタに行く度にこの店に通っていますが、店がきれいではないのでふつうの日本人は嫌がるかもしれませんねえ。なので人を連れて行ったことはありません。あ、あと食堂なのでお酒は出していません(笑)