ソースにつけて食べるサテ

サテは一般的には、甘辛いソースをつけて食べます。屋台や食堂などでは、その店ならではの自家製ソースがありますが、たいてい黒っぽい醤油味のソースか、ピーナッツをすり潰して作ったソースをつけて食べます。屋台ではどちらかですが、専門店では選ぶか、両方出される場合もあります。日本人的には、「塩だけでいいよ!」という人もいるでしょうが、南国の暑いねっとりとした空気の中、このソースにつけて食べるサテは絶品ですよ!

インドネシアのエスニックグルメ、「サテ」を食べてみよう!(後編) インドネシアのエスニックグルメ、「サテ」を食べてみよう!(後編)

いろいろあるサテの種類

サテ・アヤムとサテ・カンビン以外には、どんなサテがあるでしょうか? 日本だと焼き鳥に「鶏皮」というメニューがありますが、インドネシアでもあり、「サテ・アヤム・クリッ」と言います。「アヤム」が鶏肉、「クリッ」が「皮」ですね。「サテ・サピ」は牛肉のサテ、キリスト教徒やヒンドゥー教徒が多い地域では豚肉のサテの「サテ・バビ」もあります(インドネシア人の大多数を占めるイスラム教徒は豚肉を食べないため)。このようにサテの名称は、サテの後ろに食材の名を付けただけのシンプルなものです。エビは「ウダン」と言いますが、「サテ・ウダン」と言えば、エビの串焼きですね。いくつかの種類を合わせたサテのプレートは「サテ・チャンプル」といいます。日本でいう焼き鳥の盛り合わせです。

地方色豊かなサテ

中部ジャワのソロの郷土料理とも言える「サテ・ブントゥル」は、ヤギのミンチ肉のサテで、ふつうのサテよりも大きめ。ハンバーグというか、中東のケバブのような食感です。バリでポピュラーな「サテ・リリッ」は肉や魚のすり身に各種スパイスとココナッツなどを混ぜた“つくね”のようなサテです。私は食べたことがないですが、水牛のサテの「サテ・クルバウ」、ウサギ肉の「サテ・クリンチ」、サバヒーという魚の「サテ・バンデン」、馬肉の「サテ・クダ」などもジャワにはあるようです。

サテの頼み方

サテの頼み方は簡単です。本数が決まってセットになっているレストランもありますが、屋台や食堂では、「何本?」と聞かれるので、「リマ(5本)」「スプルー(10本)」などと、少なくともひとり10本ぐらいは頼みましょう。ただし、肉の量が多い所もあるので、周りのテーブルや、焼いているところを見て決めて下さい。一緒に「ソト(スープ)」や「ナシ・プティ(白ご飯)」を頼むといいでしょう。食堂やレストランではだいたい1本あたり、40から60円ぐらいの感じです。