乗車人数の制限があるトランスジャカルタ

さて、このトランスジャカルタ、車体はバスですが、改札とホームがあるなど、システムは日本の鉄道に近いのですが、少し異なることもあります。それは人を押し込んでまで乗せないことです。もうそろそろいっぱいだな、というぐらいになって来たところで少し余裕を残し、乗車口にいる係員がストップをかけます。そうしないと降りる人がいないと、いつまでたってもこのバスに誰も乗れなくなってしまうからです。それに車内は日本のようにギュウギュウにはなりません。また、途中駅からでも人が乗れるよう、始発駅で空のバスを何台も続けて送り出すことがあります。仕方ないのですが、せっかく始発駅で待っていてもなかなか乗れなくてイライラすることもあります。乗車口はバスの前方と後方にあり、前方が女性優先となっています。前のほうの席は、女性が優先的に座れるようになっています。

ジャカルタで渋滞を回避できる乗り物とは? 専用レーンを走るバスのトランスジャカルタ(後編) ジャカルタで渋滞を回避できる乗り物とは? 専用レーンを走るバスのトランスジャカルタ(後編)

たまには渋滞に巻き込まれることも…

問題は路線が増えてくると、道路の構造上すべてに専用レーンを作れず、路線の一部で一般道を走るところも出てくること。そこで渋滞に巻き込まれると、スピードが普通バスとあまり変わらなくなってしまうことがあります。また路線が集中する乗換駅では、専用レーン自体がトランスジャカルタのバス同士で渋滞してしまうことがあります。しかしそれでも、利用のメリットは大きいですね。ちなみに改札さえ出なければ、路線をいくつも乗り継いでも料金は同じ。これはうれしいです。しかも料金は約40円と安いものです。

旅行者が使いやすいトランスジャカルタの路線は?

実際に私も使っている、旅行者が使いやすい路線をここで紹介しましょう。ジャカルタの各長距離バスターミナルから市の中心部までは、タクシーで1時間弱かかります。しかしトランスジャカルタの路線は各バスターミナルに接続しているので、荷物が多くない時にはそれを利用して市内に出られます。専用レーンを走るので、時間帯によってはタクシーよりも早い場合がありますよ。市の南部にあるラグナン動物園は、コリドー6の終点です。日本人向けのスナック街もある市の南部のブロックMへはコリドー1で。このコリドー1を使えば、独立記念塔(モナス)、チャイナタウン、歴史博物館のあるファタヒラ広場と、ジャカルタのだいたいの見どころに行けます。ということで安いというだけでなく、渋滞を避けるためにも、ジャカルタではトランスジャカルタを使って市内観光してみましょう。