年々、多くなるジャカルタの交通量

今回はインドネシアのジャカルタの交通、渋滞事情について書いてみたいと思います。私は毎年のようにジャカルタに行っています。初めてジャカルタに行ったのは1993年ですが、それから20年以上も経ち、年々交通量が増えているのを感じます。最初に行った頃は、車の多くは業務用かバス、乗り合いの小型バンで、マイカーはお金持ちが所有すると言った感じでした。1990年代末にはインドネシアルピアが大幅に下落する通貨ショックもありましたが、2000年代に入り徐々に景気を取り戻し、2005年以降はもうバブルかなーといった感じになります。それにともない、マイカーやバイクの数が飛躍的に増えました。そして首都ジャカルタの渋滞は、もはやすさまじいものになっていきました。

一部のバスは専用レーンがあるからまだいいが、渋滞時のジャカルタ市内はこんな感じ 一部のバスは専用レーンがあるからまだいいが、渋滞時のジャカルタ市内はこんな感じ

渋滞回避のための「スリー・イン・ワン」制とは?

ジャカルタの渋滞は本当にすさまじいです。ふだんなら20分ぐらいで移動できる距離(10km程度)が、3時間かかったという人もいます。朝の渋滞、そして午後は3時過ぎるともう混みだします。人口が東京よりも多い都市で地下鉄が一切ないのも、その渋滞に拍車をかけています。そこでジャカルタ市が最初に打ち出した対策が、「スリー・イン・ワン」制。市内中心部へ乗り入れる車は、3人以上乗っていないと罰金という制度です。市民に相乗りを進めたのですが、規制区間の前には乗車人数が足りない車のための「相乗りバイト」の人たちが待つようになりました。

2016年からは奇数偶数制を

ジャカルタ市はこの制度を廃止し、2016年8月30日から車のナンバーが偶数か奇数かで規制しようと新しい制度を設けました。規制時間は7:00〜10:00、16:30〜20:30です。しかし、金持ちは車を2台持てばすむ話なので、一般人には厳しく、金持ちに甘い制度かもしれません。また、どんなに渋滞していても、政府の上級役人や政治家などは他の車両を止めてもパトカーの先導ですいすい走っていく(1日に何回も見かけます)ので、渋滞の根本的な解決にはなりません。

渋滞で飛行機に乗り遅れそうになった!

実は現在、日本の円借款や技術により、ジャカルタではようやく地下鉄工事が進められています。竣工は2018年12月の予定ですが、はたして予定通りに終了するのか。それまではジャカルタ訪問の際、移動には十分に余裕を持ってくださいね。私は、昨年ホテルから空港に向かう時間に突然の雷雨に遭い、予想以上の渋滞に巻き込まれ、あやうく飛行機に乗れなくなるところでした。時間には余裕を持っていたのですが、それを上回る渋滞だったのです。到着は出発の45分前。ジャカルタの空港は国際線のチェックイン締め切りが出発の60分前です。最初は断られましたが、荷物を機内持ち込みにし、なんとか受け付けてくれました。そんなわけで、ジャカルタの渋滞問題、なんとか早く解決してほしいものです。みなさんも空港へ行く際はお気をつけください。