盆地の交通は飛行機か“足”

空港には多くの自称ガイドが売り込みにきていました。そう、ワメナに来る旅行者の目的は、村々を訪ね歩くトレッキングなのです。せっかくバリエム盆地に来ているのに、ワメナの町にいるだけではもったいないです。ここは昔ながらの暮らしをしている人たちを見に行かねば。しかし、道が途中までしかできていないので、離れた村へ行くには徒歩、または飛行機しかないのです。この土地独特なのでしょうが、かなり奥地の村まで宣教師が布教に行っています。だから宣教師用の小さなセスナ機が離発着できる滑走路が盆地のあちこちにあるのです。英文のガイドブックを開くと「…村への行き方。飛行機30分、徒歩4日」などあり、「その間はないのか!」と思わず突っ込みを入れてしまいました(笑)

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トレッキングガイドを雇う

結局、空港で売り込みにきたガイドにトレッキングをアレンジしてもらう事にしました。ガイド料金はその人の英語力にもよりますが、最近では1日4000円程度。訪れる村などにはレストランはないので食料やキャンプ道具も持参、となるとポーターも必要です。こちらは1日ひとり600円程度。かなり収入の差がありますね。みんなががんばって英語を勉強したくなる気もわかります。そのほかに食費がひとり1日当たり500〜600円ぐらいでしょうか。トレッキング中の楽しみは、ガイドが作る食事なので、料理がうまい人にあたるといいでしょう。

市場へ買い出しへ

ガイドと交渉が成立し、あとは市場へ買い出しです。食事用のインスタントラーメンや米、調味料や油、ローソク、ミネラルウォーター、村人へのプレゼント用のタバコや砂糖、夜は冷えるというので毛布などを買います。最初のときはテント泊でしたが、二度目にワメナに行ったときは「教師の家」に宿泊したので、毛布など入りませんでした。村にあるこうした民泊の宿泊費はひとり1000円程度。まあ、こうしていろいろ足して行くと、そこそこお金はかかりますが、僻地のほうが物価は高いものです。車で物を運べないのですから。

現地の人は何を食べているか

さてさて、ワメナ周辺に住むダニ族の人たちは何を主食としているのでしょう。もともとはタロイモだったようですが、現在はサツマイモ、そして水田もできているようにお米も食べるようになりました。イモだったので地中に穴を掘って、焼けた石を放り込んで蒸焼きにする調理法だけで良かったのでしょう。お米だったら炊かなくてはならないので、器が必要ですしね。村ではブタを飼っていますが、肉を食べるのは特別な行事のときだけ。滅多に食べないごちそうだそうです。(その3へ続く)